日和見感染と免疫

さて、このところの皮膚科診療について簡単にまとめてみましたが。。。

キーワードとして「日和見感染」という単語があげられそうです。

何だか、分かったような分からないような単語ですが、以下の文章が的確だと思います。

  • 日和見感染は、健康な人には感染症を起こさない微生物が原因菌となり発症する感染症のことをいいます。一般的に病気などで免疫力が低下した人に起こります。
  • 日和見感染を起こす微生物は身の回りに普通に存在しており、人に侵入する外因性の菌と、人の体内に存在する内因性の菌があります。
  • 予防としては、体力を維持し免疫力を保つことが大切ですが、他の疾病の治療中に起こるなど、やむを得ない場合も多く、改善が難しい場合もあります。従って病原菌の排除や感染経路の遮断などが主な予防法となります。

引用元:日和見感染(ひよりみかんせん)ってどういう意味ですか?(エルメッドエーザイ株式会社)

どうしても先入観として。。。

免疫力の低下>HIV感染>エイズ発症>死

という連想をしがちで、ひょっとして自分はHIVに感染しているんじゃないのだろうか、という恐怖心=HIV(エイズ)ノイローゼに陥りやすいのではないかなと思うことがあります。

免疫と言う言葉もなんだか、分かったような分からないような単語で、ついつい勝手に解釈してしまう傾向があるように思います。

以下の文章が正確な文章と言えそうです。

  • 「免疫」とは、一言で言えば「疫病(病気)を免れる」こと。
  • 「免疫力」とは、以下のような働きを言います。
  1. 「自己(自分自身の本来の細胞など)」と「非自己(抗原=異物・自分の体の外から入ってきた細菌やウイルスなど)」を区別し、「非自己」を攻撃・殺傷・排除すること
  2. ときには生命そのものを脅かす変質した「自己(ガン細胞など)」を攻撃・殺傷・排除して「疫病(病気)を免れる」働きのこと

引用元:免疫とは何か、免疫力とは何か(免疫プラザ)

免疫が低下する病気として、ついつい「HIV感染」を連想するのですが。。。

他にも、身近なところで「加齢(年を取ること)」、さらにストレスなどによる「疲れ」、他の病気による「体力の衰え」などでも、免疫力が低下し。。。

場合によっては、HIVに感染していないのに、いわゆる「エイズ」に指定されている疾患を発症してしまうこともあります(正確にはこの場合は「エイズ」とは言いません。)。

よく、風邪を引いてもいないのに、風邪に罹ったかもと思い込んでいると、不思議なもので風邪のような症状が見られることがあります(いわゆる仮病)。

「病は気から」と昔から言われるように、気持ちが後ろ向きになっていると、体の調子も悪くなるという悪循環に陥ります。

HIV感染という病気は、何か特別な症状が見られるというよりも、人が生きていく上で必要な「免疫」という機能が低下してしまうという病気なので、感染していなくても同様の症状が出てしまう可能性もあるのです。

HIV感染が不安で、本ブログにたどり着いた方が少なくないようですが。。。

その方へ私からアドバイスするとしたら、ネットで「HIV ○○」と検索して不安な気持ちを増幅させるのではなく。。。

「長生きの秘訣」といったキーワードで検索してみてください!

(HIVに感染していてもいなくても)それが一番の「お薬」になると思います^^

もちろん感染不安のある行為から3ヵ月後には必ず「HIV検査」を受けてくださいね☆

自分は感染していないと思っている方も、念のため年に1回は「HIV検査」するようにしてください!

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