HIVの気持ち~ウイルスって何?~

今回は、「HIV(そのもの)」について、ちょっと違った視点でまとめてみようと思います。

みなさんは、HIV(ウイルス)について、どう思っていますか?

HIVに感染していない一般の人だと。。。

「恐ろしいエイズという病気を引き起こすもの」「決して感染したくないもの」

たぶん自分を含めたHIV感染者だと。。。

「自分をこんな苦しい状況に追いやった憎むべきもの」「汚らわしいもの」

といったところでしょうか。

ネットで「HIV」と検索するといろんな情報が出てきますが。。。気になる単語に「死亡率*」「致死率(致命率)**」というものがありました。

*死亡率とは :死亡者数を総人口数(世界・国・都道府県)で割ったもの
**致死率とは:死亡者数を感染者数(時に発症者・重症者)で割ったもの

なんだか分かったような分からないような。。。w

ただ、これらの数字は、治療をしなかった場合と治療した場合では変わる性格のものなので、注意すべきかもしれません。

例えば、致死率100%として知られている「狂犬病」なども、発症前のワクチン投与で助かる病気となっています。

エイズの場合の、具体的な数字をgoogleの検索上位サイトから拾ってみると。。。

・致死率90%
・発病すれば2年以内に80%が死亡
・未治療の場合は致死率100%(ただし適切な治療で低下、完治は現在のところ不可能)
・3年以内の死亡率は70%(1983年当時の日経新聞w)
etc

キリがないので、この辺でやめておきますが、よく分からないけど、高い数字が並んでいますよね^^;

こういった数字を目にすると、なんだか恐ろしさだけが前面に出てきますが。。。

ふと、我に返って、よく考えれば。。。

人間の(生後150年の)死亡率は「100%」

当たり前だけど、死なない人間はいない(それを目指した歴史上の人物は限りないけど)わけだし。。。

確率は限りなくゼロだけど、いつ突発的な自然災害や交通事故に巻き込まれて死ぬのかなんて、誰にも分かりません。それを心配しながら生きていくよりも、「今を生きる」ことの大切さに気付かされます。

何だか、映画のタイトルみたいになってきたし。。。話題が脱線しまくりだし。。。(爆)

話題を元に戻して。。。

まず。。。HIVについて「エイズウイルス」という表現を用いているサイトやマスコミ等が少なくないようだけど、正確ではありません。もしそれを言うのであれば、

エイズ(と言われる日本では指定された23の疾患にかかる要因になる、免疫力を後天的に低下させる)ウイルス

といった感じでしょうか。ちょっと省略しすぎですよねw

たぶんマスコミ的には、おもしろおかしく注意喚起したい(=大衆を扇動したい)という意図があるんだと思うけど。。。

そもそもエイズという病気は存在していないし、HIVが病気そのものというわけではなく(一部病気そのものである症状はあるけど)、身体に有害なものを攻撃し、それらから防御するという「免疫機能」を低下させてしまうのがHIVであり、様々な(健康な人では発症しないような)病気を引き起こすことにつながってしまっているのです。

つまり、「HIVが悪い」と言うよりも。。。「HIVがとりつく(宿主に選んだ)ものが、人間にとって重要な免疫細胞だったことが悪い」とも言えそうです。

ところで、ウイルスって「何」なんでしょう?

そもそも生きているんでしょうかね^^;;

そんな初歩的な(素朴な)疑問に対して、分かりやすく解説してくれているサイトがありました。

ウイルスは生物か非生物か?

これによると、ウイルスは生物のようで生物ではない、という微妙な位置にいるんだそうですw

また、学問の世界では「ウイルスは生物ではない」というのが共通認識だけど、DNAやRNA(HIVの場合はRNA)を持っているし、人間やその他の動植物の生死にかかわる存在であるため、生物学の領域(医学、獣医学など)で扱うことになっているそうです。

HIVの場合も、HIVだけでは生きていけないので、共存する(=宿主となる)生物が必要になります。

それが、困ったことに人間の免疫細胞(それも最も大切な司令塔)なんですよね。

ちょっと不謹慎に感じる方もいるかもしれないけど、ここでは「HIVの立場」で考えてみましょう。

自分(HIV)が生きていくために、人間の身体に入ったら、自分(HIV)を攻撃してくる細胞がいました。自分(HIV)にとっては、厄介な存在なので、それに取り付いてみました。そうすると自分(HIV)への攻撃はみられなくなりました。自分(HIV)は、いい環境を見つけたと思って、派手な生活(=増殖を繰り返す=免疫細胞を破壊する)を送りました。そうすると一気に免疫細胞が少なくなって、自分(HIV)自身の増殖もできなくなってしまいましたw

そのため、できるだけ長くここ(人間の身体)にいられるように少しづつ増殖する(=免疫細胞を破壊する)ようになったけど、どうしても増殖したい気持ちが強くなってしまいました。そのうち徐々に環境(=人間の健康状態)が悪化してしまい、環境そのものが消えて無くなってしまいました(=人間の死亡=HIVも消滅)。

こうして考えると、HIVをはじめウイルスは、宿主と共存していくことが、ウイルスにとっても有益だということが分かります。

だから、ウイルス学的には、長い時間の中で、ウイルスと宿主は共進化すると考えられているようです。簡単に言えば「ウィンウィン(お互いにメリットがある)」の関係を目指すということですね。

いずれはHIVが人間にとって、無害なもの(もしくは無視できるもの)になると予測している学者もいるのは、そのせいみたいですが。。。ただいつになるのか。。。少なくとも今生きている人が生存している間には難しいでしょうねww

有効な薬が、開発されれば話は別だけど。

(HIVに感染していない人は)HIVに感染しないように注意しながら生活していくことが重要だし、仮に感染してもきちんと治療すれば、いたずらに怖がる心配はないけど、早期発見(=HIV検査)が必須の条件です。

心当たりがある方は、必ず年に一回HIV検査して下さいね!(心当たりがない方も念のため一度HIV検査してみるといいかも…)

検査できる日時や場所はこちら(↓)を参照して下さいU^ェ^U

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