私にとって、激動の一年が終わりを告げます。
この一年は、未知の病との戦いの日々でした。
１月下旬から微熱と蕁麻疹に悩まされ、当時は医者にさえ「原因不明」と言われ、入院を勧められるなど、途方に暮れていました。
結局、毎年受診していた（自分にとって恒例の）４月上旬の「保健所のHIV検査」で、その原因が「HIV感染」だったことが判明します。
４月１５日に保健所で「HIV陽性」だと告知された瞬間は、まさに「運命」の瞬間だったと思います。
自分としては、いつものように結果を知らされてすぐに終わり、その後で「寿司」でも買いに行こうと思っていたのに、とても「寿司」どころではなくなってしまいましたｗ
保健所で、初老のお医者さんに、重苦しく「検査の結果は陽性でした…」と言われた瞬間は、血の気が引く思いでした。
動揺を悟られまいと、感情を押し殺して、すこぶる「平静」を装い。。。たぶんお医者さんには、あまりにも冷静なので驚かれたのではないかと思います。
いや、ひょっとしたら、それもかんずかれていたのかもしれません。
二次検査で、拠点病院に行った際は、巨大な病院で勝手が分からず、気後れしていたことを覚えています。
拠点病院では、看護師さんや担当医、薬剤師さん、その他、医療ソーシャルワーカー、心理士の方など、いわゆる「チーム医療」で対応していただきました。
さいわい、お世辞でもなく、嫌な人がいなくて、特に、看護師さんと薬剤師さんには、非常にお世話になって、感謝しています。
自分なりに、「HIV」や「エイズ」について、ネットを駆使して調べまくりました。
その間の情報は、本ブログでまとめてきた通りです。
私の担当医は、余計なことはしゃべらない、頭の良さそうな方ですが、私がネットで調べて質問することに、びっくりするくらい「率直」な答えをされる方で、ネットでそのまま書くのは自主規制している部分もあったりしますｗ
でも、ネットで書かれていることをそのまま話されるよりは、ずっと信頼しています。
その後、８月８日から服薬がスタートしました。
当日は、副作用とか、今後一生服薬するという事実に、恐怖心で押しつぶされそうになっていたことを覚えています。
今では、あまりにも慣れてしまって、服薬したかどうかを忘れそうになることが、悩みの種ですが^^;;
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私のブログでは、HIVやそれに関連する情報を整理してきました。
その内容は、下手な勉強不足の医師の知識よりもずっと豊富であると自負しています。
それは、自分の「命」がかかっているので、真剣ですからね。
特に、トップページのリンク「CF」で集めてきた情報は、たぶん「日本で一番充実している」と思っています。
勝手にリンクしているところがほとんどですけどｗｗ
ブログでは、どういうまとめ方をすればいいのか、試行錯誤の部分もありました。
特に、あえて批判を織り交ぜている部分では、アクセスされた方に快く思われない部分もあるかもしれません。
あまり教科書的に、万人にウケル文章というよりも、できるだけ「自分なり」を大切にしてきました。
それは、今後も同じです。
１２月中旬から、これまでまとめていなかったテーマも、総括として補足してきました。
ここまでの時点で、ほぼHIVやエイズの情報を網羅できていると考えています。
明日から始まる新しい一年「2015年」は、HIV感染者として迎える「はじめての一年」となります。
2014年は、最も重要視して、ブログ運営を続けてきましたが。。。
2015年は、少し肩の力を抜いて、更新作業も若干、控えめにしようかと考えています。
もちろん手抜きするとか、放置するとかいうことではないのですが、「マイペース」に続けていこうと思っています。
正直なところ、他に１４あるブログの更新作業が滞っているんですよね^^;
何か、取り上げて欲しいテーマとか、相談事などがあれば、お気軽に連絡してください☆
私なりに、お答えしていきたいと考えています。
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それにしても、自分が、いざ「HIVという恐ろしいウイルス」に感染したことを知って、真剣に情報を調べてきた率直な感想は。。。
「意外」
でした。
これまで思っていた「HIVやエイズのイメージ」とは、ずいぶん違っていたように感じました。
特に、「治療薬」の進歩が目覚しく。。。
自分の認識では、HIVは次々に変化するので薬を開発するのは「ほぼ不可能」というものでしたが、いわゆる「カクテル療法＝（ＨＡ）ＡＲＴ」が普及したことで、ほぼHIVを押さえ込むことに成功したことが大きいと思います。
その背景には、日本人研究者の活躍もあるようで、これまでの先人の苦闘に感謝するとともに、今後は、HIV感染者の立場で、微力ながら自分なりに情報を整理して発信していきたいと考えています。
ついつい長文になってしまったので、今日はこの辺で。。。
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それでは、みなさん、
よい新年をお迎えください。
by セカライ
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