ドラッグ(薬物)の概要

今回は、ドラッグの話題ついでに、少し情報を整理してみようかなと思います。

自分でまとめようかと思ったけど、とてもコンパクトかつ詳細に整理されたサイトがあったのでご紹介しておきます^^

>> 薬物の種類と害悪(内閣府)

ここでは、上記サイトから要点だけを整理して、若干補足してみたいと思います。

1-覚醒剤

  • 主に白色の粉末や無色透明の結晶。無臭でやや苦みがある。メタンフェタミンとアンフェタミンがある。
  • 神経を興奮させ、眠気や疲労感がなくなり、頭が冴えたような感じになります。しかし、効果が切れると、激しい脱力感、疲労感、倦怠感に襲われます。
  • 覚醒剤は、特に依存性が強く、使用を続けると、幻覚や妄想が現れるほか、時には錯乱状態になって、発作的に他人に暴行を加えたり、殺害したりすることがあり、このような症状は、やめても長期間にわたって残る危険性があります。
  • 大量の覚醒剤を摂取すると、急性中毒により、全身けいれんを起こし、意識を失い、最後には脳出血で死亡することもあります。

2-大麻

  • 乾燥大麻(「マリファナ」、茶色または草色)、大麻樹脂(「ハシッシュ」、暗緑色の棒状又は板状等)、液体大麻(「ハシッシュオイル」、粘着性のある暗緑色又は黒色のタール状の液体)がある。
  • 一般的には、気分が快活、陽気になり、よくしゃべるようになるといわれていますが、その一方、視覚、聴覚、味覚、触覚等の感覚が過敏になり、変調を来したり、現在、過去、未来の観念が混乱して、思考が分裂し、感情が不安定になったりします。
  • 興奮状態に陥って、暴力や挑発的な行為を行うことがあり、さらには、幻覚や妄想等に襲われるようになります。
  • 毎日ゴロゴロして何もやる気のない状態となる「無動機症候群」に陥ることもあります。

3-MDMA(エクスタシー)・MDA(ラブドラッグ)

  • 視覚、聴覚を変化させる反面、不安や不眠などに悩まされる場合もあり、使用を続けると錯乱状態に陥ることがあるほか、腎・肝臓機能障害や記憶障害等の症状も現れることがあります。

4-コカイン

  • 南米産のコカの木の葉を原料とした薬物で、無色の結晶又は白色の結晶性粉末で、無臭で苦みがある。
  • 覚醒剤と同様に神経を興奮させる作用があるため、気分が高揚し、眠気や疲労感がなくなったり、体が軽く感じられ、腕力、知力がついたという錯覚が起こります。しかし、覚醒剤に比べて、その効果の持続時間が30分程度と短いため、精神的依存が形成されると、一日に何度も乱用するようになります。
  • 乱用を続けると、幻覚等の症状が現れたり、虫が皮膚内を動き回っているような不快な感覚に襲われて、実在しないその虫を殺そうと自らの皮膚を針で刺したりすることもあります。
  • 大量に摂取すると、呼吸困難により死亡することがあります。

5-ヘロイン

  • けしを原料とした薬物で、けしからあへんを採取し、あへんから抽出したモルヒネを精製して作られる。
  • 純粋なヘロインは白色粉末ですが、純度の低いものに灰色や灰褐色のものもあり、一般的には無臭ですが、中には酢酸の臭いのするものもあります。
  • 神経を抑制する作用があり、乱用すると強い陶酔感を覚えることから、このような快感が忘れられず、乱用を繰り返すようになり、強い精神的依存が形成されます。
  • 強い身体的依存が形成され、2~3時間ごとに摂取しないと、体中の筋肉に激痛が走り、骨がバラバラになって飛散するかと思うほどの痛み、悪寒、嘔吐、失神などの激しい禁断症状に苦しむこととなり、あまりの苦しさから精神に異常を来すこともあります。また、大量に摂取すると、呼吸困難、昏睡の後、死に至ります。
  • 心身への影響が非常に強いことから、医学的な使用も一切禁止されている大変危険な薬物です。

6-あへん

  • けしから採取した液汁を自然に凝固させたもので、黒褐色で特殊な臭気(アンモニア臭)と苦味がある。
  • 神経を抑制する作用があり、乱用すると強い陶酔感を覚えますが、精神的、身体的依存性を生じやすく、常用するようになると慢性中毒症状を起こし、脱力感、倦怠感を感じるようになり、やがては精神錯乱を伴う衰弱状態に至ります。

7-向精神薬

  • 中枢神経系に作用して、精神機能に影響を及ぼす物質で、その薬理作用によって鎮静剤系と興奮剤系に大別される。
  • ほとんどが医薬品として流通しているが、医師の指示によらずに乱用すると、感情が不安定になる、判断力が鈍くなる、歩行失調になるなど心身への障害が生じ大変危険である。

8-LSD

  • 合成麻薬の一種である。
  • 乱用すると、幻視、幻聴、時間の感覚の欠如などの強烈な幻覚作用が現れます。特に幻視作用が強く、ほんのわずかな量だけで物の形が変形、巨大化して見えたり、色とりどりの光が見えたりする状態が8~12時間続きます。
  • 乱用を続けると、長期にわたって神経障害を来すこともあります。

9-マジックマッシュルーム

  • 麻薬成分であるサイロシン、サイロシビンを含有するキノコ類の俗称である。
  • 摂取すると幻覚作用が現れることがあり、攻撃的な行動や自殺を試みる例があります。

10-ケタミン

  • 人を対象とした医薬品として市販され、動物用医薬品としても用いられている。
  • 麻酔・鎮痛作用を有し、幻覚作用もあり、血圧降下、頻脈、脳脊髄液圧上昇、脳血流量増加、呼吸抑制等の作用があります。

11-シンナー等有機溶剤

  • 塗料を薄めるために使用される有機溶剤のこと。
  • 乱用すると、神経が抑制されてぼんやりとし、酒に酔ったような感じになり、乱用を続けると、集中力、判断力が低下し、何ごとにも無気力になるほか、幻覚や妄想などの症状が現れます。
  • 身体に与える影響も大きく、心臓、肝臓、腎臓、呼吸器系、生殖器官等の各種器官に障害が起こります。特に恐ろしいのは、乱用によって大脳が萎縮し、一度破壊された脳の働きはたとえ乱用をやめても決して元には戻らないことです。
  • 大量に吸入した場合には、呼吸中枢が麻痺するなどにより、窒息死することもあります。

12-危険ドラッグ

  • 「合法ハーブ」「お香」「アロマ」などと称する商品が販売されおり、こうした商品を使用した人が、意識障害、おうと、けいれん、呼吸困難等を起こして、死亡したり、重体に陥る事件が多発しています。
  • 法律で規制されないよう覚醒剤、麻薬、大麻など規制薬物の化学構造に似せて作られており、規制薬物と同等の作用を有する成分を含む商品が多く、大変危険です。

上記サイトからの引用(一部改)は以上ですが、ここでは特に、男性同性愛者の間で人気があって知名度も高かった代表的なドラッグ2つについても、追加して整理しておこうかなと思います。

13-ゴメオ(5-メトキシ-N,N-ジイソプロピルトリプタミン)

  • 頭字語で5-MeO-DIPT(ごめおでぃぷと)と略され、日本での通称は「ゴメオ」、「フォクシー」、「メルシー」等と呼ばれていた(2005年4月から麻薬指定)。
  • 白い結晶の粉末で、性感の高まりなどの効果があるため、「媚薬」と言われていた。
  • 摂取から30分ほどで効果が現れ始め、3~6時間効果が持続するが、摂取後1時間ほどは吐き気を感じることもある。
  • 五感に幻覚的な歪みを感じ、また精神的な幻覚作用もある。場合により高揚感、多幸感も覚える。特に、聴覚や触覚の感覚が鋭敏になり、性感も高まる。肛門括約筋が緩むため下痢になる者もいる。なお、この特性から男性同性愛者が性行為に及ぶ際に活用されていたが、理性が低下することによる性行為感染症リスク増加が懸念されていた。
  • 副作用として、この薬物の効果中は、インポテンツ、不眠、激しい胃腸症状がしばしばおこる。また、長期服用による鬱病発症などの報告も多く存在する。

引用元:ウィキペディア(一部改)

14-ラッシュ(RUSH)

  • 厚生労働省では「危険ドラッグ」と見なして(2007年4月から規制対象)おり、亜硝酸エステルを主成分とする薬物である。使用方法が似ているためシンナーと混同される事があるが全くの別物質である。
  • 9 mlのガラス製の茶色のボトルにニトライトを含む液体が入れられていて、黄色のビニールパッケージに赤字でRUSHと書かれている。
  • 血圧降下や拍動強化の他、吸引後、数秒から数十秒間特有のわずかな酩酊感覚を生じる(麻酔効果や中枢神経作用はない。)。

引用元:ウィキペディア(一部改)

公的機関の関連サイトを見ると、何だか「化学記号」が多用されて、正直、何のことだかさっぱり分かりません^^;

素人的には、もちろん「覚醒剤」とか「大麻」とか言うと、危ない薬物というイメージが強烈なので。。。

「痩せる」「よく眠れる」「元気になる」「セックスが気持ちよくなる」etcといった、それと分からないような表現をすることが多いようですね。

また、昨日の記事「とある芸能ニュースに思うこと~ドラッグ(薬物)とHIV感染~」でも軽く触れていましたが。。。

取り締まりの対象外であっても、後日、取り締まりの対象になることも珍しくないことから、「規制されていない=合法である」から大丈夫というものでもなく、例えば、勃起薬の代名詞となっている「バイアグラ」などもそうですが、きちんと医師の指導の下で服薬しているものを除けば、リスクを伴うということを自分自身できちんと認識していないといけないのかもしれませんね。

もちろん上記ドラッグを「合法」としている国も存在していますが、だからといって安易に使うことの危険性についても同様です。

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