ウィンドウ期とHIV検査

HIVとAIDS(エイズ)については、先日の簡単なまとめの通りで、大きく3つ(場合によっては4つ)の感染期があるとして、わかりやすいグラフもご紹介したのですが、今一度、同じグラフを引っ張り出したいと思います。

◆HIV感染の臨床経過(模式図)

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HIV(ウイルス)の数の推移を見ると、一気に数を増やしたのちに、いったん落ち着いて、さらにそこから増え始めるといったことなんですね。

なんとなく自分のぼんやりしたイメージでは、単純に右肩上がりなのかなと思っていたので意外でした。

ちなみに、CD4リンパ球数というのは、簡単に言えば、HIV(ウイルス)と戦っている「正義の味方」のような存在で、薬を飲みはじめるタイミングなどを判断したり、エイズ治療には最も重要な指標となるもののようです。

また、エイズ発症の流れの中で、もうひとつ注目しておきたいのが、「ウィンドウ期(ウィンドウピリオド)」です。

上記グラフの中でも、左上の方に表現されています。

わかりやすく言えば、「HIV感染が成立してから検査が陽性となるまでの期間」ということになります。

自分のイメージだと、HIV検査って、単純に「ウイルス」がいるかいないかを検査しているのかと思っていて、そのウイルスがある程度増えないと、検査が反応しないのかと考えていたので、上記グラフのウイルスの数の推移は、より意外な気がしました。

HIV検査については、HIV感染症の診断で、詳細にまとめられています。

保健所などで行われている一般的なHIV検査(一次検査、スクリーニング検査)は、ウイルスがいるかいないかではなくて、ウイルスの抗体ができているかどうかを検査するものなので、その抗体が間違いなく確認できるまでに「3ヶ月」は必要なことが、よく3ヶ月以上経たないと検査が正確でないと言われている原因ということなんですね。

くどいようですが、てっきり、ウイルスの数が一定数まで増えるのが「3ヶ月」なのかと勘違いしていました^^;

このウィンドウ期って、HIV感染しているかどうか不安に思っている人にとっては、めちゃくちゃ「嫌な時間」ですよね。

また、上記サイトで詳しくまとめられているように、一次検査(スクリーニング検査)は100%正確でなく、若干の誤差(偽陽性といわれる状態)があることも、なんだかなあ。。。という感じです。

どうせならすぐに白黒つけばいいのに。。。

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