HIV検査のスゝメ~1年以上未検査の方やHIV感染が心配な方へ~

4/15にブログを開設して、約1ヶ月が経とうとしています。当日、HIV陽性を告知され、混乱していた自分の気持ちを落ち着かせるため、ネットを調べまくり、HIV関連知識などを整理してきました。

自分なりに、ある程度お知らせしたい情報を公開してきたつもりですが、今日から3回に分けて、これまでの情報をわかりやすく、かつ(できるだけ)簡単に総括してみたいと考えています。

今日は、「(1年以上)未検査の方やHIV感染が心配な方へ」伝えたいコトをまとめてみようと思います。

いきなり結論をまとめると。。。

「HIV検査をしましょう!」

もう、それしかありません!!

HIV検査が可能な日時や場所、さらにHIV検査や相談窓口に関することについては、コチラ(↓)のサイトをご確認ください。

HIV検査相談マップ~全国HIV/エイズ検査・相談窓口情報サイト~

※HIV検査として、郵送で自己検査できる「HIV検査キット」を活用される方も少なくないようですが、上記サイトのHIV検査Q&Aでもまとめられているように、検査の正確性(「偽陽性」の可能性)や仮に陽性となった場合のサポート体制が無いことなどから積極的にオススメできるものではありません。

専門の拠点病院のお医者さんですら、一次検査(スクリーニング検査)で陽性となった人に対してでも、二次検査(確認検査)で陽性となって確定するまでは、HIV感染者と決め付けることは決してしません。

それは、HIV感染をしているかどうか、100%確信して判断するためには、念には念を入れて2つの検査をする必要がある(「偽陽性」の可能性がある)ためです。

専門家ですらHIV検査しないと判断できないのですから、ご自分で症状から判断することは絶対無理です。

HIV感染していないか心配なのであれば、1日でも早くHIV検査をするしか、その心配を払拭することはできないのです。

ただ、HIV検査を受ける際に、気をつけないといけない重要な注意点が1つあります。それは、「ウィンドウ期(ウィンドウピリオド)」と言われるHIV検査しても正確な検査ができない期間があることです。

この期間については、検査の種類によって異なるのですが、概ね「3ヶ月」だと考えるといいと思います。そのため、仮にHIV検査を受けて「陰性(感染していない)」という結果が出たとしても、思い当たる日から3ヶ月経っていないとその結果は正確でない可能性があるということになります。

できれば、思い当たる日から「3ヶ月」は、そういった行為を控えてHIV検査すれば、仮に「陽性(感染している)」となった場合でも、自分が感染源となって誰かに感染させたのではないかという疑念をもつこともないのでオススメです。

HIV検査の種類やウィンドウピリオドなどについては、ACC(国立国際医療研究センター エイズ治療・研究開発センター)の医療従事者向け情報を参照してください。

HIV感染症の診断

ちょっと難しいのですが、簡単に言えば、保健所などで行われる一次検査は「HIV(ウイルス)ではなく抗体」を検査するもの、二次検査は「HIV(ウイルス)そのもの」を検査するものです。

HIV検査を(1年以上)受けていない方は、「なぜ検査していない」のでしょうか?

「(特に理由はないけど)なんとなく(面倒だしキッカケもない)」という答えが多いのかもしれませんね。

心の中では。。。

「まさか自分が(HIV感染しているはずはない)」

という、根拠のない自信をもっていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?

でも、ちょっと待ってください。最近、日本では「いきなりエイズ」になる人が増加傾向にあります。これは、HIV感染に気づかないまま時間が経ち、AIDSを発症してはじめてHIV感染に気づくということです。

最近、HIVやAIDSの治療が進み、慢性疾患のように言われるようになってきていますが、これはHIVに感染している状況から、AIDSを発症するのをできるだけ遅らせることが主な治療になります。

HIV感染していることが発覚するタイミングが遅れば遅れるほど、それだけ「命の危険度」が高くなってしまうのです。そうならないためには「早期発見=HIV検査」が必須となります。

HIV検査をうけて「HIV感染=陽性」となることは、かなり大きなショックを受けることですが、それとは比較にならないくらい「いきなりエイズ」となる衝撃は大きいものです。

HIV検査のキッカケは「自分で作らない限り」できないと思います。オススメなのは、「○月には必ずHIV検査する」と自分の中でルールを決めてしまうことです。健康診断の一つと考えて、少なくとも1年に1回以上HIV検査を受けるようにしましょう!

ネットで調べていると、HIV感染と生命保険についてふれている内容も目立ちました。

どうやらHIV感染と知った場合、生命保険に(有効的に)加入できなくなることが多いようです。だからHIV検査の前に生命保険を再検討しようということがまとめられていました。

もちろん生命保険も重要なことなのですが、それよりも「HIV検査」の方が優先だと、個人的には思います。HIV検査の前に、というよりは、生命保険については、普段から考えておきましょう!

HIV検査を受ける場所と、誰と一緒に行くか悩む方もいるかもしれません。

近所の検査場所だと、知り合いに会いたくないとか、プライバシーが心配かもしれませんね。そういった場合は、あえて少し遠くの検査場所で受けるのも悪くないと思います。

また、仮に「陽性」という結果となった場合、二次検査の準備やカウンセリングがあるので、明らかに「陰性」の方よりは時間がかかります。

誰かと一緒に検査に行く場合は、その人が「陽性だと告知してもいい(=心から信頼できる)人」なのか、再考しておく必要があります。

1人だと、逆にショックが大きくて立ち直れないのではないかと心配な方もいらっしゃるかもしれません。

HIV検査の結果によってショックを受ける方がいることは想定済みです。そのためのサポート体制が整っていて、安心して検査を受けられる保健所などでHIV検査を受けるようにしましょう。

最後に、HIV検査の結果に分けて、イイタイコトをまとめてみたいと思います。

【陰性だった方へ】

「HIV感染は慢性疾患の一つと言ってもいい状況なので感染しても以前ほど心配しなくてもいいことは事実だけれども、その逆(だから感染してもいい)はない!」です。

免疫力が弱くなることで、皮膚(頭皮から足先まで、もちろん口の中から内臓にいたるまで)の思わぬところに症状が出やすくなります。

見えないところなら、まだ我慢できるけど、見えるところに症状が出たら(蕁麻疹の経験があればわかると思うけど)気持ちが凹みます。

そういった事実から、目をそらさずに付き合っていくことも、HIV感染者には当然のこととして求められます。そういった辛い気持ちにならないために、感染しないように慎重に行動して欲しい。

HIV+陽性告知された者からの「切なる願い(イイタイコト)」です。

※思い当たる日から3ヶ月経っていないとその結果は正確でない可能性があります。3ヶ月以内に心当たりがある方は、念のため再検査することがオススメです。

【陽性(偽陽性を含む)だった方へ】

※次の記事へ。。。

あなたに伝えたいこと~HIV陽性告知されたばかりの方へ~

*参考までにYouTubeにUPされていた動画を貼っておきます(著作権の問題でリンク切れになっていたらゴメンナサイ、2014/8/21追加、9/13修正)。

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5 Comments
  1. 保健所でなく郵送の検査で、結果は陰性だったのですが、やれやれと思ったのもつかの間。湿疹等症状は治らず 検査ミスか、はたまた単なるノイローゼか?悩みまくり今度は保健所へ行こうと思っています。疑わしい日からぴったし三ヶ月で検査したのですが、やっぱ誤差はあるのでしょうか?

    • Beatさん、こんにちは^^

      郵送の検査は、保健所の検査よりも若干誤差が大きいようです(そもそも採血量も違いますよね。)。心配であれば、やはり保健所で再検査されることをオススメします。

      「3ヶ月」という点ですが、最近はもっと短い期間でも大丈夫な検査もあるようです。しかしながら私のブログでは、あえて「3ヶ月」としています。より確実だからです。ピッタリ3ヶ月の間があれば、ひとまず大丈夫だと考えていいと思いますよ。

      ただし、今後は、年に一回の検査を継続的に保健所で受けられることをオススメします。

      ちなみに郵送の検査キットは、仮に陽性だった場合のフォローもないので、個人的にオススメしたくないです。

      • コメントまことにありがとうございます。いろんなサイトがありますが、一番だと思います。

  2. あと、保健所で検査後 陽性となった場合、そこで こちらのプロフィールを明かさなければならないのでしょうか?

    • Beatさん、こんにちは^^

      保健所での検査は、最初から最後まで「匿名」ですよ。

      ただし拠点病院では、もちろん「本名」になります。

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