デング熱とHIV感染者

このところ、「代々木公園」にいる蚊に刺されて「デング熱」にかかった患者が見つかったと言うことで、テレビ等で取り上げられていましたが。。。

正直なところ。。。「ふ~ん」という軽い理解ですませていましたw

今回は、改めて、「デング熱」がどんな病気なのか整理してみます。もう理解されている方は再確認、知らない方は参考にしていただければと思います。

最初に。。。HIV感染者は、これまで本ブログでまとめてきたように、どんな病気にも「かかりやすく治りにくい」ので、この病気に限らず、できるだけ余計な病気にかからないように努力すべきだし、そのための知識は頭の片隅に置いておくべきだということを前置きしておきます。

簡単に言えば。。。HIV感染者は「健康オタク」にならなきゃいけないということです。今更ですが。。。やっかいな病気ですよね^^;

さて、本題ですが。。。「デング熱」についてウィキペディアから引用しようかと思ったら、詳細かつ膨大な文章が並んでいたので。。。あえて簡潔にまとめてあった厚生労働省から引用させていただきました。

Q1-デング熱とは、どのような病気ですか?

A1-デングウイルスが感染しておこる急性の熱性感染症で、発熱、頭痛、筋肉痛や皮膚の発疹などが主な症状です。

Q2-どのようにして感染するのですか?

A2-ウイルスに感染した患者を蚊が吸血すると、蚊の体内でウイルスが増殖し、その蚊が他者を吸血することでウイルスが感染します(蚊媒介性)。ヒトからヒトに直接感染するような病気ではありません。また、感染しても発症しないことも多くみられます。

Q3-世界のどの地域が流行地ですか?

A3-熱帯や亜熱帯の全域で流行しており、東南アジア、南アジア、中南米で患者の報告が多く、その他、アフリカ、オーストラリア、南太平洋の島でも発生があります。最も日本に近い流行地は台湾です。

Q4-日本国内での発生はありますか?

A4-海外の流行地で感染し帰国した症例が近年では毎年200名前後報告されています。日本国内で感染した症例は、過去60年以上報告されていませんでしたが、2013年には、ドイツ人渡航者が日本で感染したと疑われる症例が報告されました。また、2014年8月以降、東京都立代々木公園に関連する患者の発生が報告されています。

Q5-感染を媒介する蚊は日本にもいますか?

A5-主たる媒介蚊はネッタイシマカ(日本には常在していません)です。ただし、日本のほとんどの地域(秋田県および岩手県以南)でみられるヒトスジシマカも媒介できます。

Q6-治療薬はありますか?

A6-デングウイルスに対する特有の薬はありませんので、対症療法となります。

Q7-罹ると重い病気ですか?

A7-デング熱は、体内からウイルスが消失すると症状が消失する、予後は比較的良好な感染症です。しかし、希に患者の一部に出血症状を発症することがあり、その場合は適切な治療がなされないと、致死性の病気になります。

Q8-どのように予防すればよいですか?

A8-海外の流行地にでかける際は、蚊に刺されないように注意しましょう。長袖、長ズボンの着用が推奨されます。また蚊の忌避剤なども現地では利用されています。

Q9-予防接種はありますか?

A9-デング熱に有効なワクチンはありません。

Q10-海外旅行中(流行地域)に蚊に刺された場合はどこに相談すればよいですか?

A10-すべての蚊がデングウイルスを保有している訳ではないので、蚊にさされたことだけで過分に心配する必要はありません。ご心配な場合は、帰国された際に、空港等の検疫所でご相談ください。また、帰国後に心配なことがある場合は、最寄りの保健所等にご相談ください。なお、発熱などの症状がある場合には、医療機関を受診ください。

Q11-日本国内でデング熱に感染する可能性はあるのでしょうか?

A11-日本にはデング熱の主たる媒介蚊のネッタイシマカは常在していませんが、媒介能力があるヒトスジシマカは日本のほとんどの地域(秋田県および岩手県以南)に生息しています。このことから、仮に流行地でウイルスに感染した発症期の人(日本人帰国者ないしは外国人旅行者)が国内で蚊にさされ、その蚊がたまたま他者を吸血した場合に、感染する可能性は低いながらもあり得ます。ただし、仮にそのようなことが起きたとしても、その蚊は冬を越えて生息できず、また卵を介してウイルスが次世代の蚊に伝わることも報告されたことがないため、限定された場所での一過性の感染と考えられます。なお、ヒトスジシマカは、日中、屋外での活動性が高く、活動範囲は50~100メートル程度です。国内の活動時期は概ね5月中旬~10月下旬頃までです。

引用元:デング熱に関するQ&A(厚生労働省)一部改

まず、主な症状ですが「発熱、頭痛、筋肉痛や皮膚の発疹など」ということですから、風邪などとよく似ていると言えそうですね。

薬はないため「対症療法」ということなので、デング熱と診断されても、あくまでも自己免疫力による改善を待つしかないということになります。

対策としては「蚊に刺されないこと」しかないので、蚊がいそうな山とか、都心で言えば「緑深い公園」などに行く場合は、短パンや短いスカートなどは避け、どうしてもそのかっこうにこだわるなら、虫除けスプレーなどで自己防御しなくちゃいけません。

こうしてまとめてみると、自分自身が経験した「急性HIV感染症(HIVの初期症状)」にも似ていると感じます。

自分の場合も、原因不明という言葉でまとめられたし、やはり「対症療法」という言い方の「何もしない治療」で時間を過ごすことになりました。

上記であえて「自己免疫力」という言葉を使いましたが、HIV感染者で免疫力(具体的にはCD4の数値)が低下している方だと、こういった「対症療法」では、あきらかに「不利」になります。

こういった奇特な病気はもちろん、一般的な「風邪」であっても普通の人以上に症状が重くなったり、長引いてしまうことが予想されるので、できるだけ病気にかからないように注意しなきゃいけないということです。

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