これまで本ブログでは、高血圧についてまとめてきましたが、「心臓病の発症リスク」でまとめたように、高血圧の他に、「高血糖」「高中性脂肪血症」「肥満」にも該当する方は、さらにリスクが高くなると指摘されています。
今回は、そのうち「高中性脂肪血症(脂質異常症)」についての数値目標を整理しておこうと思います。
詳細な説明は省略しますが、本ブログで言えば、「中性脂肪とコレステロール」「中性脂肪って何?」あたりの記事もご参照下さい。
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「高中性脂肪血症(脂質異常症)」を判断する数値には3つあります。
- LDL(悪玉コレステロール)
- HDL(善玉コレステロール)
- TG(中性脂肪、トリグリセライド)
そのため「悪玉(LDL)コレステロールが多い場合」、「善玉(HDL)コレステロールが少ない場合」、「中性脂肪が多い場合」という3つの異常パタンがあります。
具体的には、
- LDL(悪玉コレステロール):140mg/dl以上
- HDL(善玉コレステロール):40mg/dl未満
- TG(中性脂肪、トリグリセライド):150mg/dl以上
が基準値と言われていますが、LDL(悪玉コレステロール)の目標値をさらに細分化されることもあるようです。
- 低リスク(生活習慣改善):160(190)mg/dl未満
- 中リスク( 〃 ):140(170)mg/dl未満
- 高リスク( 〃 ):120(150)mg/dl未満
- 要治療(薬物治療を考慮):100(130)mg/dl未満
*( )内の数値は、TGが400mg/dl以上及び食後採血の場合
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