血液型神話とエイズノイローゼ

昨夜、何気なくテレビ東京の「世界ナゼそこに?日本人~知られざる波瀾万丈伝」という番組をながめていたら。。。

「ケニアの奥地に孤児院を作り、30人のエイズ孤児の母親代わりをしている日本人女性」が特集されていたのですが。。。

番組の中で「HIV」と「エイズ」、さらに「感染者」と「患者」という単語の使い方が、明らかに間違っていたので、ついついイライラしてしまいました^^;

マスコミ的には、「HIV(感染者)」という単語よりも「エイズ(患者)」と言いたい気持ちは分からなくも無いけど。。。

マスコミだからこそ、きちんと言葉を使い分けて欲しいなと思います。

とはいえ、エイズ孤児の問題は、海外のテレビ局によるドキュメンタリー番組を見たことがあったけど。。。

どちらかと言えば、「興味本位」的な意図を感じたので、素直に日本人夫婦が海外で献身的な活動をされているという事実を知って、日本人として誇れる人だなと感じました。

ただ、別に海外まで取材しに行かなくても、日本国内にもそういった人はたくさんいると思いますけどね^^;

さて、いきなり話題が脱線してしまいましたけど。。。

相変わらず、ググって本ブログのことを知った方が多くいらっしゃるようで、その1クリックに感謝の気持ちを感じるとともに。。。

その検索キーワードとして。。。

HIVへの感染不安

いわゆるエイズノイローゼに関する単語がずらっと並んでいるので、正直、心配になってしまいます^^;;

ちなみに、これまでも本ブログでは、HIVへの感染不安の方へのメッセージを記事としてまとめてきておりますが、今一度、整理しておきますね。

他の記事でも関連した内容がありますが、主な関連記事だけでも参照していただければと思います。

さて、本日もとある方へのお問い合わせに対して、私なりにお答えしていたのですが。。。

お答えする文章を考えていると、ふと、どこかで感じた感覚と似ているような気がしました。

それは。。。

血液型神話

です!

代表的なモノで言えば。。。

A型は「几帳面で真面目」、O型は「おおざっぱ」、B型は「個性的でマイペース」、AB型は「二重人格」etc

といった感じですよね^^;

よく指摘されることなのですが、例えば。。。A型の血液型について書かれている部分のうち「A型」のところを隠して読み飛ばすと。。。

実は、誰にもあてはまる。。。いわゆる「普遍的な内容」だったりしますw

ついつい、自分に当てはまることだけを探してしまいがちなので。。。結果として「血液型はとっても当たる!」という判断に偏ってしまいがちになります。自分では偏っているとは感じないうちに。。。ww

HIVの初期症状についても、同様のことが言えると思います。

私自身の症状も記事としてまとめているけど。。。

そもそも「HIV」というウイルスに感染すると、何か特別な症状が出るわけではなく。。。

人の体に備わっている「免疫力」が低下してしまって、そのために体が異変を示すことが。。。いわゆる「急性HIV感染症」と言われる初期症状です。

免疫力は、風邪を引いたり、体調を崩したり、寝不足だったり。。。ちょっとしたことでも衰えることがあるので、その際に現れる症状も、HIVの初期症状に似ているというか。。。

同じ

なので、症状だけでHIVに感染しているかどうかを判断することは不可能です!

何度も何度も繰り返しになりますが、HIVに感染しているかどうかは、感染したかもしれない機会から3ヶ月が経過してから「HIV検査を受けること」でしか、HIVの専門医ですら判断できません!

正直なところ、その感染確率は、そう高くはありません。でも、かといって「ゼロでもない」のです。

感染確率が低いから「平気」だと。。。決して侮ってはいけません!

なぜなら、自分も含めてHIV感染者の多くは、そう勘違いしていたのですから。

HIV感染者の立場で言えば、あなたがHIVに感染しているかもしれないことよりも。。。

「感染しているかもしれないのにセックスして、万一、他の人に感染させないか」

ということが気になります。

さらに言えば。。。

「HIVに感染しているかどうかで悩む時間がもったいない!」

としか思いません。

私自身のことでも、後から考えてみれば、「急性HIV感染症」のために近くの病院に何度か通院したりしたけど。。。

結局、感染機会から3ヵ月後にHIV検査を受けて陽性と言われたのですが。。。

もっと早く知りたかったとは思いません。

もちろん感染していなかったら良かったとは思いますけどね^^;

もっと言えば。。。

HIVに感染したら、それを「なかったこと」にしたり、時間を置けば「解消される」ことは決してありませんから。。。

心当たりがある方の場合は、感染機会から3ヵ月後、心当たりがない方でも、年に1回は、健康診断のつもりで「HIV検査」を必ず受けてください!

「陽性であるという事実を知ること」は、できるだけ早い方がいいですから。

そういう意味では、HIVに感染しているかどうかを知るためには。。。

感染機会から3か月以降12ヶ月以内にHIV検査を受けること

が大切だとも言い替えられそうですね!

本ブログについては、自分と同じ間違いをして欲しくないという意図で、あえて公開しております。

この記事がHIVへの感染不安に悩んでいる方の一助となれば幸いです。

コメント

  1. さとし より:

    セカライさん初めましてです。自分6週間前くらいに風俗でコンド-ム使わずにしてしまいそれから毎日不安でノイローゼみたいになってしまいました。ネットで調べまくっていたらセカライのブログ見つけ読ませていただきました。凄く読みやすいです!初期症状が凄く気になっていて自分は2週間くらいしてセカライさんと似た口の違和感があり不安になり悩んでます。体温は36*6度くらいですが最近は寒気や気持ち悪さも出てきて参っています。検査しなければ結果でないですが
    不安でコメントしました。
    まだ口の違和感は続いていて初期症状か不安です
    これからもセカライさんのブログ読ませていただきますね。突然すいませんでした。

    • セカライ セカライ より:

      さとしさん、こんにちは^^

      コメントありがとうございます☆

      たぶん、本ブログを「藁にもすがるような思い」で読まれている方は多いのかもしれません。

      HIV感染は、罹っても以前のような死の病ではなくなっているけど、かといって感染しても平気とも言いづらい病気です。

      感染しているかどうか、感染確率で言えば。。。

      さとしさんのケースでも、そう高くないと思いますが、残念ながら「確率がゼロ」とは断言できません。

      HIV検査は、不安だったらすぐにでも受けて安心したいと願うところですが。。。

      じれったいことに「感染機会から3ヶ月」が経過していないと、正確な検査結果が出ないので、それまではセックスを控えて「じっと待つ」ことしかできないです。

      感染しているかも。。。いや感染しているに違いない。。。なんて悶々としていたら。。。

      感染してもいないのに体の調子が悪くなってしまいます^^;

      こちらのサイト(↓)を参考にして。。。

      HIV検査相談マップ~全国HIV/エイズ検査・相談窓口情報サイト~

      感染機会から3ヶ月後にHIV検査を受診できる保健所等を見つけたら、その日程をカレンダーや手帳などに印を付けて。。。

      後は、さとしさんがやるべきことは、その日に忘れずに「HIV検査を受ける」ことだけです☆

      その間は、セックスを控えて、おもしろおかしく。。。ごく普通の日常を楽しんで下さい♪

      万一、HIV検査で陽性と告知されたら、本ブログに戻ってきて、最初から読み進めてみて下さい。

      その際に、必要な情報が時系列に沿って、整理されていますから。。。

      さとしさんが陰性であることを祈っております。

      by セカライ

  2. さとし より:

    セカライさんありがとうございます。そう言われて少し気持ちがおさまりましたが今日も頭の中は考えてばかりいました(泣)今はどうしても口の中の違和感が気になった今日耳鼻咽喉科で見て来て貰いましたが特に異常はないといわれたのですが自分も口の中がセカライさんが書かれた状況と似てるので少し気になってます
    こういう事を聞くのはなんか失礼だと思いますがどのくらい違和感ありましたか教えていただきたいです。
    症状から判断できないのは
    承知ですが心配で聞いてしまいました。ほんとにすいません。

    • セカライ セカライ より:

      こんにちは。

      さとしさんは「不安病」に罹ってしまっているようですね^^;

      ひょっとしてHIVかも。。。いやそうに違いない。。。etc

      考え出したら「不安な気持ち」が、無限にループしてしまいますw

      私が心配しているのは、そういう「不安感」がどんどん大きくなってしまうと。。。

      実は、どこも悪くないのに体調が悪くなってしまいやないかということです!

      HIVやHIV検査の「重大な欠点」はウィンドウ期があることだと思います。

      そのせいで、余計なことを考えまくってしまうんですよね^^;;

      私の場合は、感染機会から3ヶ月後のHIV検査ではじめて陽性と言われたけど、それよりも前に知りたくなかったと心から思うのは、「余計な心配」をしなくて良かったことが大きな理由かもしれません。

      今のさとしさんの状態は「免疫が衰えている状態」だと思いますが。。。

      それは、HIVに感染しているからではなく、不安な気持ちが増幅してしまっていることが原因ではないかと思います。

      少なくとも可能性で言えば、そちらの可能性が高いです。

      「免疫力の衰え=HIV感染」

      ではないんですよ^^;

      さあ、このメッセージを読んだら、一旦、HIVのことは忘れませんか?

      「考えても仕方ないことは考えない」

      ということは、無責任に感じるかもしれないけど、とても大切なことです。

      真面目な方は、いろんなものに「白黒はっきり」つけないと気が済まないかもしれませんが。。。

      正直に言えば、その考え方はとても「危険」だと思います。

      まともにHIVのことばかり考えていたら、気が滅入ってしまって、体の免疫力は一層衰えて。。。

      最悪、HIVに感染してもいないのに、感染者と同様の症状が出てしまいますよ!

      免疫って、特別な機能ではなく、ごく普通のことで、そのバランスがちょっと崩れるだけでも、いろいろと体の調子もおかしくなるんです。

      最後に、私の状態についてですが、正直、よく分かりません^^;

      別に言いたくないとかそういうことではなく、本当によく分からないんですよねw

      強いて言えば「気にならなくなった」という表現が正しいのかもしれません。

      感染機会から3ヶ月が経過するまで、長く感じるかもしれませんが。。。

      HIVのことは忘れて、楽しい時間を過ごすように努めて下さい!

      万一、HIVに感染していたとしても、それが一番の「薬」なんですよ^^

  3. さとし より:

    セカライさん、度々質問に答えていただきほんとうにありがとうございますと同時にすいません。
    この6週間毎日その事ばかり悩んでいて不安症になっているのは事実です、最近は寒気や身体が痺れるような気がして体調くずしてました。毎日体の変化気にしてばかりで口の中の感じも初期症状かなと思いセカライさんに聞いてました、すいません。
    明日からは言われる通りなるべく違う事考えてみますね、これからもブログ読ませていただきます。
    また質問もすると思うのでよろしくお願いします!

    • セカライ セカライ より:

      あまり答えになっていないかもしれませんが。。。

      「病は気から」

      と言われたりしますが、特にHIVはその傾向が強いと感じます。

      不安になる>免疫力の低下>体調が崩れる>病気になる>さらに不安になる。。。endless

      この悪循環を断ち切るには、一旦忘れることしかないと思います。

      悩むのは、HIV検査で陽性と告知されてからでも遅くないです。

      ぜひ、今という「貴重な時間」を無駄にしないで下さい!

タイトルとURLをコピーしました