Tricor トライコア

中性脂肪

今回は、もう一つのお薬「トライコア」についてです。

中性脂肪については、高血圧よりも一般的では無いのか。。。

あまり情報が多くありません^^;

あったとしても、とても専門的で素人には難しい内容が多かったように感じました。

そういった情報を、カミ砕いて無理矢理まとめると。。。

トライコアは、中性脂肪を下げるお薬だけど、中性脂肪が高めの人は「コレステロール」も高いことが多いので、そちらの対策を優先させるケースが多いようです。そのため、あえてトライコアを処方させる意味としては、「コレステロールが高くないのに、中性脂肪が高い人」に限定されると考えられます。

といった感じでしょうか。

ここでは、主に添付文書から引用しておきたいと思います。

まず、トライコア(帝人ファーマ)は、「フェノフィブラート」という成分が含まれ、リピディル(あすか製薬)というお薬も内容的には同じです。

血液中のコレステロールとトリグリセライド(中性脂肪)を低下させ、また、HDL-コレステロール(善玉コレステロール)を増加させる働きがあります。

白色〜微黄白色で直径8.5mmの錠剤で、表面に「TJN322」裏面に「TCT」と刻印されています。

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通常、成人は1回主成分として106.6~160mg(状況によって適宜減量)を1日1回、食後に服用します(空腹時に投与すると吸収が悪くなるため食後に投与すること)。

ちなみに薬価は、53.3mgが@33.4円/錠、80mgが@43.6円/錠となっています。

併用すると問題が大きい薬剤としては。。。

抗凝血剤(ワルファリン)、HMG-CoA還元酵素阻害薬(プラバスタチンナトリウム、シンバスタチン、フルバスタチンナトリウム等)、スルホニル尿素系血糖降下薬(グリベンクラミド、グリメピリド等)、陰イオン交換樹脂剤(コレスチラミン)、シクロスポリンがあります。

◆重大な副作用

  • 横紋筋融解症(筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇など)
  • 肝障害(肝炎や黄疸、AST(GOT)、ALT(GPT)等の著しい上昇を伴う)
  • 膵炎(重度の腹痛、嘔気、嘔吐、アミラーゼ上昇、リパーゼ上昇等)

◆その他の副作用

【肝臓】
・肝機能検査値異常〔AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、ALP上昇、LDH上昇、γ-GTP上昇等〕、肝腫大
【皮膚】※投与を中止すること
・発疹、そう痒感、蕁麻疹、多形紅斑、脱毛、光線過敏症
【消化器】
・口内炎、鼓腸、嘔気、便秘、下痢、食欲不振、心窩部痛、胃部不快感、胸やけ、嘔吐、腹痛、口渇、腹部膨満感
【腎臓】
・腎機能検査値異常(BUN上昇、クレアチニン上昇等)
【筋肉】※減量又は休薬すること
・CK(CPK)上昇、脱力感、筋肉痛、筋痙攣、こわばり感
【血液】
・貧血(赤血球減少、ヘモグロビン減少、ヘマトクリット値減少)、白血球増多、白血球減少、好酸球増多、血小板減少、血小板増加
【精神神経系】
・頭痛、めまい、ふらつき
【胆管系】※投与を中止すること
・胆石症、胆のう炎
【その他】
・浮腫、発熱、勃起障害、頻尿、全身倦怠感、抗核抗体陽性、腫脹、動悸、下肢痛、しびれ感、味覚異常、ほてり

飲み忘れた場合は、すぐに服用しないで次の服用時に決められた量を服用します。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。

誤って多く飲んだ場合は、医師または薬剤師に相談してください。

医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

食事療法、運動療法、適切な体重の維持、禁煙なども大切です。これらをきちんとおこなえば、薬を飲まなくて済むことが多いものです。薬を飲みはじめても、不摂生をしては意味がありません。

最後に、副作用のチェックリストを転記しておきます。トライコアを服用されている方で気になる方はチェックしてみてくださいね。

  • 全身がだるい
  • 運動していないのに、全身あるいは手足の筋肉が痛い
  • 尿の色が暗赤色(コーラのような色)になった
  • 皮膚や白目が黄色くなってきた(黄疸)
  • ブツブツ(発疹)ができたり、身体がかゆくなった
  • 熱が出て、なかなか下がらない

※1つでも該当する場合は、すぐに担当医にご相談下さい!

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