血圧を測定した結果、数字が表示されても。。。
その数字が(いいのか悪いのか)どうなのか分からなければ意味がありません^^;
今回は「血圧の正常値」について整理してみたいと思います。
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まず、日本人間ドック学会によると以下のようになっています。
上の血圧…
- 基準範囲(正常) 130未満
- 要注意 130以上160未満
- 異常 160以上
下の血圧…
- 基準範囲(正常) 85未満
- 要注意 85以上100未満
- 異常 100以上
ちなみに、「メタボリックシンドローム」の判断基準は、上の血圧が130mmHg以上、もしくは下の血圧が85mmHg以上のどちらか(両方)とされています。
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市販の血圧計の設定や、多くのサイトで表示されているのは、日本高血圧学会による「高血圧治療ガイドライン2014」に準じた目標数字
上の血圧が135mmHg未満、下の血圧が85mmHg未満
を掲げられていることが多いようです。
ただし、高血圧治療ガイドラインには、様々な状態や年齢、さらには診察室で測るか家庭で測るかによって、もう少し細かな目標値の設定がされています。
詳細な内容は、あえて省略しますが、その中で最も厳しい設定なのは、
CKD患者(蛋白尿陽性)及び糖尿病患者の家庭で測る場合で「上の血圧が125mmHg未満、下の血圧が75mmHg未満」とされており、
逆に最も緩めの設定なのは、
後期高齢者(75歳以上)患者の診察室で測る場合で「上の血圧が150mmHg未満、下の血圧が90mmHg未満」とされています。
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さらにネットでは、故意に正常値を下げることで、高血圧の薬を売りつけているのではないかという「製薬会社陰謀説」が広がっているようですね^^;
正直、何が本当で何がウソなのか。。。分からなくなってしまいますw
でもまあ、家庭で血圧を測定している方なら、よくご存知だと思うけど。。。
血圧の数値って、測るたびに違うんですよね^^;;
そのため、サイトによっては数回測ってその平均を取るとか、それを続けて何日分の平均をもとに判断するとか。。。
やたら「面倒」なことを書かれていたりします。
個人的には、血圧の数値を「書き写す」ことだけでも億劫なので、自動でネットに転送してくれる血圧計をあえて購入しているくらいですから。。。
もう少し「ラク」に考えた方がいいと思っています。
具体的には、測定回数を増やすのではなく、判断する数値(正常値)を幅広くとらえた方がいいと考えています。
どちらかと言えば、最初に取り上げた日本人間ドック学会の考え方ですよね。
私なりにまとめると、以下のような感じです。
上の血圧…
- 健康(正常) 125未満
- イエローカード(要注意) 125以上160未満
- レッドカード(異常) 160以上
下の血圧…
- 健康(正常) 75未満
- イエローカード(要注意) 75以上100未満
- レッドカード(異常) 100以上
特に、上の血圧が180mmHg以上、下の血圧が110mmHg以上になる場合は、自覚症状が無くても、早めにお医者さんに相談するようにして下さい!
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