2013年のエイズ患者・HIV感染者 過去最多に

昨日(5/23)、2013年のエイズ患者・HIV感染者数に関する厚生労働省の発表がありました。以下NHK記事より、そのまま転記しておきます。

去年1年間に国内で新たに報告されたエイズの患者とエイズウイルスの感染者は、合わせて1590人で、これまでで最も多かったことが厚生労働省のまとめで分かりました。

厚生労働省によりますと、去年1年間に、国内でエイズを発症したと報告された患者は484人と、おととしより37人増えて、統計を取り始めた昭和60年以降、最も多くなりました。

また、エイズウイルスへの感染が報告された人は1106人で、おととしより104人増えました。この結果、患者と感染者を合わせた数は、1590人で、おととしより141人増え、これまでで最も多くなりました。

厚生労働省はことし2月、患者と感染者を合わせた数について、過去2番目に多かったとする速報を公表していましたが、保健所から追加の報告があったことなどから、患者と感染者の数が増えたということです。

厚生労働省のエイズ動向委員会の委員長で、東京大学医科学研究所の岩本愛吉教授は、「患者と感染者の数はここ数年、高止まりしていて、今後の傾向を注意深く見ていく必要がある。感染から発症までは8年ほどかかるので、心当たりがある人は早く検査を受けて治療してほしい」と話しています。

別の報道によると。。。

HIV感染者は1106人で、20~30歳代が多く、全体の6割を占めた。感染経路は、男性間の性的接触によるものが7割だった。新規のHIV感染者数は過去2番目の高水準だった。

感染に気づかず発症したエイズ患者は、調査を始めた1985年以降、最多の484人になった。50歳以上の割合が最も大きかった。また患者の半数以上が同性間の性的接触によるもので、東京、大阪、名古屋の三大都市圏からの報告が約8割を占めた。

新規にエイズ患者だと分かった報告数を都道府県ごとに見ると、最も多いのは東京(110件)で、以下は大阪(54件)、愛知(33件)、千葉と神奈川(各30件)などの順だった。人口10万人当たりの報告数でも最多は東京(0.827件)で、以下は大阪(0.610件)、沖縄(0.565件)、広島(0.528件)、滋賀(0.494件)などと続いた。

HIV感染者の新規報告数は、東京(363件)、大阪(172件)、神奈川(89件)、愛知(65件)、福岡(46件)などが多かった。人口10万人当たりの報告数は、東京(2.729件)、大阪(1.944件)、沖縄(1.060件)、神奈川(0.980件)、香川(0.914件)などの順だった。

また、保健所や医療機関での検査ではなく、自分で採取した血液を郵送して行う民間の検査が去年1年間で約7万4000件に上り、5年前の約1.5倍に増えていることが報告された。エイズ動向委員会では、民間検査はあくまで補足的なもので、保健所などで検査を行うよう呼びかけた。

といった記事も気になりました。

気になる「いきなりエイズ」の割合は30.44%。。。約3割を占めています。

比較的若い方のHIV感染者が多いこと、逆に中高年の「いきなりエイズ患者」が増えていることが特徴と言えそうです。

1年以上HIV検査を受けていない方やHIV感染が心配な方は、ぜひ次の記事もご一読ください。

HIV検査のスゝメ~1年以上未検査の方やHIV感染が心配な方へ~

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