ここ数日、妙にアクセス数が多い*なあとは感じていたのですが、その理由が分からずじまいでしたけど。。。
やっと判明しました!
どうやら、ネット上で「HIVに関する騒動」が起こっているようですね。
その騒動の元となっているのが、「彼女がHIVを持っているというので別れたら。。」という『はてな匿名ダイアリー』という匿名で投稿できるブログのようです。
内容は、簡単にまとめると。。。
A君(♂)がBさん(♀)と交際するようになり、2~3回セックスしたところでBさんから、
「わたし実はHIVに感染していて・・・」
と告白され、生きた心地がしないまま3ヶ月後にHIV検査を受けたら幸いにも陰性だった。A君はブログの最後を、
「HIVのキャリアはもう恋愛とかやめてくれよ。お前らのせいで、どれだけの他人の人生狂わせるつもりだ。」
と締めくくっている(後日さらに追記あり)といった感じです。
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いろいろ感想を書く前に、このブログには、よく分からないネット専門用語が登場してきて、普通の人はすぐには理解できませんね^^;
いくつか整理しておくと。。。
- FB:フェイスブック(実名によるSNSサービス)の略。
- 増田:はてな匿名ダイアリーの略。英語で「Anonymous Diary:アノニマスダイアリー」から由来。記事が引用された場合は、元の記事のことを「元増田」というそうですw
- ブコメ:ブックマークコメントの略。特に「はてな」のサービスでは“オンラインブックマーク”が有名です。
- トラバ:トラックバックの略。ブログの記事を引用する時に使われる用語。
この記事を書かれた方は、かなり「はてな」のサービスに慣れた方なんでしょうね。
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さて、本題ですが、要するに「HIV感染者と感染者じゃない方との間の恋愛トラブル」ということになります。
自分が、仮に感染していないままであれば、A君の怒りは素直に納得していたかもしれません。
でも、HIV感染者の立場で言えば、そう簡単でもなく、あすは我が身のような、とても他人事とは思えないように感じてしまいます。
実際に、HIV感染者でありながら、感染者でない方と付き合っていたり、場合によっては結婚している人も少なくないかもしれません。
その中には、相手に告知している人もいれば、そうでない人もいると思います。
結論から言えば、「答えはない(ケースバイケース)」としか言えません。
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この騒動のBさんの立場で考えれば、たぶん。。。
付き合う前から自分がHIV感染者だと言えば、相手にドン引きされてしまい、最悪、そのことを周囲に話されるリスクも伴うから、そう容易に告白はできなかったと思うんですよね。
何度かセックスして、A君も自分のことを好いていると信頼して、思い切って告白したら、「言わずに黙っていた相手を信頼できるはずがないと怒り心頭で、結果的にはA君の方から一方的に別れることになった。」というお話しで。。。
正直、HIV感染者(Bさん)が想像していた「最悪のシナリオ」になってしまったような気がして、胸が痛みます。
ただ、A君のことも、Bさんのことも責められないんじゃないかなと思ったりします。
ネット上では、専門家が、Bさんの行為は「傷害罪(15年以下の懲役または50万円以下の罰金)」に該当する可能性があり、相手が感染していたら(特に完治の難しいHIVの場合は)懲役刑になる可能性も高いという意見も出ていたようですが。。。
ちょっと複雑です。
もしBさんが故意なら、たぶん何度も同じ相手とセックスしなかっただろうし、感染を告白することもなかったんじゃないかと思うんですよね。
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このように、この話題には「答えが存在しない」のですが、HIV感染者にとってとても重要かつ興味のある「課題」を、全ての人に問いかけているような気もします。
なんとなく記憶の隅に追いやられがちな「HIV感染者」について、少しでも考えて頂くキッカケになればいいのかなと、思ったりします。
そんな2016年も、早くも今日(7/1)から後半がスタートしましたね!
*今回の騒動では最大アクセス数が1496(裏カウント376)でした。チャーリー・シーン騒動以来の数字ですね。
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