塩分摂取目標量

高血圧の原因とされる「塩」について整理していく前に、どれだけまでなら摂取してもいいのかという「1日あたりの目標量」をまとめてみましょう^^

まず、日本人の食塩摂取量の平均は「約11g」なんだそうです!

それだけ言われても、これが多いかどうかよく分からないと思いますが。。。

厚生労働省による「日本人の摂取食事基準(2015年版)」では、男性8g、女性7gが目標となっており、それまでの男性9g、女性7.5gという基準から下げられたそうです。

高血圧治療ガイドラインによると、6gが目標とされており。。。

腎臓疾患のある人の場合は、3gを目標とされることもあるようです。

このように病気になると、塩分の制限が強化されることになるので、できるだけそうならないために、健康であっても日頃から注意すべきだということになりますね。

ちなみに、WHOの基準では、5gが目標とされているそうですから、日本の場合は、伝統的に塩分を多く摂取している事情も考慮されているのかもしれません。

以前にも触れていたことですが、HIVの初期症状で悩まされていた頃(当時はそういう認識ではありませんでしたけどw)、普段食べている食事なのに、やたらと「しょっぱい(塩辛い)」と感じたことがありました。

味覚異常という症状だったんだと思いますが、ふと、その時の感覚の方が「正常」で、さほど塩辛いと感じていない味覚の方が「異常」だったのかもしれないなと思うことがあります。

高血圧の専門医が「日本人の食事は塩分が多いので注意するように!」と何度も何度も繰り返しおっしゃるのも、患者に健康になってもらいたいという気持ちだと思えば、憎らしさも半減するのかもしれません^^;

なお、塩分を気にする場合、食品表示で確認することになるのですが、そこには「塩」と書かずに「ナトリウム(Na)」で表示されていることが多いです。

とっても分かりづらいのですが。。。

Na(g)×2.54=塩(g)

という関係になっています。

逆算すれば、高血圧の人の塩分6gという目標値は、ナトリウム(Na)2.362g=2362mgという目標値だと言い換えられます。

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