ブログ開設から1周年~HIV陽性告知からの一年間を振り返って~

本日(4月15日)をもって、本ブログを開設して、ちょうど1年が過ぎました。

それはそのまま、HIV陽性告知をされた日から一年が経ったことを意味しています。

一年前の4月15日。。。

時間は夕方だったと思います。

一週間前に採血された結果を、いつもそうだったように、若干の不安を抱きながら。。。

それでもいつものように「陰性」だろうから、結果を聞いたら、近くのスーパーに立ち寄って、寿司を買って、ビールで晩酌しようと計画していたのを覚えています。

「陽性」

そう言われた時は、ふいをつかれて、一瞬、どうなったのか理解できていない自分がいました。

頭の中は、これからどうなるんだろうという、不安に押しつぶされそうになりながら、医者にそれをさとられまいとしていた自分がいました。

保健所での二次検査を丁重にお断りして、拠点病院への紹介をお願いしたので、しばらく待たされた後に、紹介状を手にして保健所を出ると、そのまま自宅に帰り、パソコンでいろいろと調べました。

わからないことが多過ぎるのと、自分の気持ちや知識を整理するために、こうしてブログを立ち上げて、自分なりにHIVやエイズについて整理しながら、自分自身でも理解や納得してきたという一年でした。

関連知識は読んで整理してみたけど、それを実感として納得できたのは、ここ最近のような気がします。

いや、ひょっとしたら、いまだに納得できていないのかもしれません。

というか。。。

納得できる時は、訪れないのかも。。。

ふと、一年前の記事「HIV検査(一次検査)の結果」を読み返してみました。

自分のことなのに、当時を思い出して、ふとウルウルしてしまう、一年後の自分がいます。

こうして冷静に振り返ることが出来ているのは、HIVやエイズについて、自分なりにコツコツ整理できているからかもしれません。

この一年は、いろいろと失敗もありました。

最初の頃は、とにかく誰でもいいから話をしたり聞いたりしたくて。。。

積極的に交流を試みましたが、「世間の風当たり」「HIV感染者(エイズ患者)のガードの堅さ」などを目の当たりにして、今更のように、HIVやエイズに対する偏見の根深さを体感したように思います。

今年に入って、ブログランキングをあえて止めた件も、自分の本意が伝わらないもどかしさも感じたし、2チャンネルで自分の悪口などを書かれていたようだけど、「HIV感染者であれば全員いい人」だと勘違いしていた自分が恥ずかしいです。

他人を批評することは簡単だけど、だったら自分でそれ以上の活動をすればいいだけの話で、匿名性をいいことに、他人の悪口を綴るだけで、自己満足しているような卑しい人間にはなりたくないなと思います。

人は誰でも失敗はします。

ある意味では、HIVに感染した事実も、失敗のひとつと言えるかもしれません。

そういった他人の失敗を、ネチネチと単に批評軽蔑し、あたかもその失敗こそがその人の全てであるかのように決めつけて、何が楽しいのか。。。自分には全く理解できません。

そういった局面は、別にネットだけの話ではなく、日常生活でもよくある話だと思います。

陰口をたたいて、楽しんでいる心の貧しい人は、別の場所では、その人もまた悪口を言われて、笑われているんだろうなと思います。

自分は、単なる悪口は大嫌いです。

悪口かどうかは、その本人を前にして言えるかどうかで線引きできると思います。もし本人がいると言えないのであれば、影でも言うべきではありません。

人は誰でも変われます。

自分は、たまに「決めつけるような言い方をする」と言われることがあります。

確かに、とりあえず「この人はこんな人かな?」と設定してしまうところはあるかもしれません。

でも、決めつけたままにすることは決してありません。人は変われるのですから。

見直す度量の大きい人間でありたいと考えています。

例えば、ネットで「この人はいい人に違いない!」って思っていたのに、実際に話してみると、嫌なところばかり目に付いてしまうことがあります。

逆に、嫌な人だと思っていたのに、実は細かいところに目の届くいい人だったり。。。

人間なんて、同じ人でも「いいところもあれば、悪いところもある」のは当然です。

そのいい悪いの判断も、人によって違うし。。。

ついつい、居心地の良さを求めて、自分を良く言ってくれる人とだけ集まる人が多いと思うけど。。。

意外と、物足りないことも多いんですよね。

もちろん悪口だけを言う人は論外だけど、たまには苦言も言ってくれる人の存在って、とてもありがたかったりします。

少し抽象的になってしまいましたが。。。

例えば、AKBとかでも、単に見た目が可愛らしいと思う子だけをセレクトしてグループにしても、意外と良くないんですよね。

いろんな人がいるからこそ、個性も光るし。。。

いろんな人がいるからこそ、人間って面白い☆

接客業をしているせいか、そんなことを、ふと思ったりする、今日この頃です^^

さて、話がずいぶん脱線してしまいましたが。。。

このところ、HIVとは直接関係ない話題が続いていたし、今後も「高血圧」という重大なテーマが控えているのですが。。。

しばらく、HIVに関する話題をいくつかまとめてみようと考えています。

二年目の「SECOND LIFE(セカンドライフ)」も、引き続きヨロシクお願いいたしますU^ェ^U

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