今回は、「大人の脂漏性皮膚炎」シリーズの第14回として、「フケ」についてです。
なお、これまでもご紹介してきた脂漏性皮膚炎 治療ガイド(スマホ版はコチラ)を参照させていただきました。
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脂漏性皮膚炎に気づくきっかけがフケだったと言うケースも多いです。
フケには、乾性フケと脂性フケの二種類のフケがあります。
さらさらと落ちてくるフケであれば乾性フケである可能性が高く、シャンプー剤を変えたり、正しいシャンプーの仕方を実践していけば改善されるはずです。
問題は、頭皮や髪の毛などにくっついている脂性のフケです。
この時点で皮膚科の受診をする事をお勧めします。
脂漏性皮膚炎のフケなのかそうでないのか確認して、次はそのフケに対処するためのシャンプーについて考えます。
抗真菌シャンプーなどもありますので、受診の際に医師などに相談してみましょう。
前頭部や頭頂の部分は、特に皮脂の分泌が多いので重点的に洗います。
頭皮の余分な皮脂やその他の汚れを流し去るのが目的ですが、頭皮を爪で傷つけるとトラブルが増えてしまいますの注意してください。
それからすすぎの時間を十分にとる事が大切です。
脂漏性皮膚炎のフケならば、食生活の見直しや生活スタイルの改善も必要となってきます。
フケくらいだから少し我慢してとか、もう少し様子をみて、などと時期を遅らすのはよくないです。
脂漏性皮膚炎の場合は脱毛になってしまう事があるので、早めに受診すべきです。
フケが多い以外に、小鼻など鼻周辺が赤くカサカサしていたり、耳の中や後ろが赤かったり、髪の生え際の皮膚がカサカサあるいは脂っぽい、などの症状が出ることもあります。
特に脂っぽいフケ症の人は皮膚科の受診をお勧めします。
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頭皮のトラブルとしては、フケも要注意のようですね。
自分も、最初の頃は、毎日洗髪しているにも関わらず、フケがどっと出ていたのに気づいたときは、ちょっと動揺してしまいました。
会社に勤めていたら、他の人の視線も気になるし。。。
脂漏性皮膚炎だと思われる症状が見られる場合は、まずは早めに皮膚科を受診するようにしましょう。
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