服薬の心構え~練習と服薬スタートを踏まえて~

昨日は、放置していた他のブログを修正がてら。。。新しく2つのブログを新設しましたw

あらためて数えてみると、放置を決めた過去のブログを除いて。。。合計10のブログを運営していたりします^^;

でも設置当時とは事情が変わって、全く興味を持てないテーマのブログもあるので、実質半分がなんとか稼働しているような状態ですww

昨日、急に修正新設を決行したのは、放置していたブログを頼りに、アクセスしていただいた方から連絡が入ったからです。

すっかりホコリをかぶっていたものと思っていたけど、わざわざアクセスしていただいた方には、感謝の気持ちでいっぱいです。

どれも中途半端にならないように。。。メリハリをつけながら。。。がんばって更新していきたいと考えています^^

さて、今回は、自分の約1ヶ月間の服薬練習と約10日間の服薬を踏まえて。。。まだ投薬がスタートしていない方のために、服薬のコツなどを整理してみたいと思います。

まず。。。HIV治療は「薬」を飲むことが基本となります。ネガティブな表現をすれば、「薬漬け」のような状態ではあるのですが。。。

ふと、自分の周りの高齢者を見てみると。。。実は、ほぼ全員が何らかの薬を飲んでいたりします。

HIV感染とは「免疫力が低下する」ことが主な症状なわけですが。。。「免疫」とか言われてもピンと来ないと思うけど。。。ちょっと強引に例えると。。。「体の弱い高齢者と同じようになる」とも言えると思います。

HIV治療薬を飲むことで、低下した免疫力を元に戻すことになるので。。。ある意味では「若返りできる魔法のような薬」なのかもしれませんね。

最初に、「薬」に対する「精神的なアレルギー」を克服することが重要だと思います。

もちろん、他の薬と違って「1回でも服薬を忘れると、薬剤耐性の可能性がある」デリケートなものであることを、きちんと認識しなくちゃいけないことは言うまでもないことです。

次に、ビタミン剤などで実際に「練習」してみましょう♪

自分は、以前に紹介したことがある「ビオチン」を含んだ「ビタミンBミックス」のほか、ナイシトールとエビオスを飲んでいますw(ちなみに1回に数錠を飲むように書かれているけど自分は1回1錠を飲むようにしています。)

「ビタミンBミックス」は、100円ショップでも売っていたりするし、皮膚や口内炎などにもいいと言われているのでオススメです。

まずは、「時間」を設定します。基本的には平日も休日も同じ時間に服薬することになるので、自分の生活パターンを考えて設定してみましょう。

いつにすればいいのか悩むようなら、とりあえずでもいいので決めちゃいましょう。

注意点としては、朝の場合、平日は規則正しい生活をしていても、休日だとゴロゴロしたい人だと不向きかもしれません。昼の場合、会社によっては昼食の時間が不定期だったり、会社で服薬したくない気持ちが強いかもしれませんね。夜の場合、寝る時間が一定でない場合、またよく飲みに行くことが多い方だと要注意かもしれません。

正直なところ、いつに設定しても「問題はある」のかもしれませんよね^^;

できるだけ問題がない時間に設定して、何か支障があれば、その際に思い切って時間を変更してもいいのかもしれません。

自分の場合は、上記を踏まえて。。。夜9時にしてみました。

でも。。。どうも9時になるまでの時間が「もどかしい」ように感じることがありました。それで、15分前倒して、夜8時45分に変更してみたら、遅くても9時までに服薬しようという意識にもつながって、「しっくり」くるような気がしています。

服薬を忘れないようにする工夫ですが。。。自分はまず「スマートフォン」のタイマーを設定したり、服薬アプリなども活用してみたのですが。。。家で無線LANにつなげているせいか、どうも不安定で。。。鳴ったり鳴らなかったり。。。信頼できなかったので、携帯電話のアラームを設定するようにしています。

自分では覚えているつもりでも、ふとしたことで忘れていることはよくあることなので、何らかの「アラーム」は必須だと思います。できれば外出先でも対応可能な携帯電話やスマートフォンが望ましいです。

また、ぼんやりしていると。。。薬を飲んだかどうかを忘れてしまうことも普通にありますw

自分は、あえてそれ専用のTwitterアカウントで「服薬ナウ。」とつぶやくようにしていますが。。。スマートフォンの服薬アプリとか、カレンダーやスケジュール帳に印を付けるとか。。。自分なりの工夫をした方がいいと思います。

ある時、ふと気づいたら、服薬時間なのに「街中を歩いている」ことがありました。すぐに帰るつもりだったけど、ついつい他のお店などを見ていたら大幅に時間を過ぎてしまっていて。。。

でも、手元に薬はありませんww

こういったケースを想定して、外出時は必ず薬を持ち歩くことが必要だと感じました。自分は、100円ショップで買ったピルケース(8つの細かい薬入れと大きめの薬なども入れられるもの)を家に置いていて、それとは別のピルケース(6つに分けられるもの、かわいい動物のイラスト付きw)を外出用に使っています。

家のケースの中に小分けした薬を使い切ったら、外出用のケースから薬を移動させ、外出用のケースに新しく薬を補充することで、常に新しい薬を持ち歩くようにしていますが。。。

よく考えると、全く同じピルケース2つ(色は分けた方がいいかも?)で、ケースごと入れ替えした方がラクかもしれませんねww

自分は、外出用のケースを小さめのものにしたかったこともあって、動物園の売店で売っていたものを衝動買いしたのですが。。。数百円もしたのに100円ショップのケースよりも機能は劣ります^^;;

それと、昨日の「もうひとつの服薬失敗の理由~非常時の対処法~」でもふれたのですが。。。非常時のことも考えて、ちょっと多めに処方してもらって、常に一週間前後の余剰在庫があるように管理した方が安心かもしれませんね。

また、仕事の際とプライベートでは持ち歩くカバンが異なると思いますが。。。イチイチ薬入れだけを入れ替えるのも面倒だと思うので、自分は常に持ち歩く財布をインナーケース(100円ショップのものでOK)に入れて、その中に薬のピルケースも入れることでインナーケースごと入れ替えて持ち歩くようにしています。

自分の場合、練習の時は、「お茶」でビタミン剤を飲んだりしていたのですが。。。薬をお茶で飲むことは望ましいことではありません。それで、350mlの飲み終えた空のペットボトル(かわいい動物のイラスト付きw)を4本用意して、それに水を入れて冷やすようにしています。

服薬を知らせるアラームが鳴ったら、まずその「水のペットボトル」1つを冷蔵庫から取り出して。。。薬のピルケースから1回分の薬を手にとって、水で飲むようにすれば完璧です^^

服薬については、たぶん1人1人それぞれに「生活リズム」があると思うし、考え方も違うと思うので。。。まずは「自分でやってみる」ことが大切だと思います。

いきなり本格的な服薬となると、精神的なプレッシャーを感じたりすることもあるので、必ず事前に「練習」してみましょう。

そうすると、頭の中で想像していたこととは全く違う、予想もしなかった「ハードル」が見つかるかもしれません。まだ練習段階なら、修正もラクですが。。。いきなりだと、単に服薬時間を変更するだけでも大変だったりしますw

できるだけ練習の延長線上で、本格的な投薬がスタートできるようにしておくことが理想だと思います。

ポイントは、自分でアレコレ考えなくても、「自然に無理なく」薬を飲みやすくできるように工夫してみることです。

HIV感染者にとって、「薬」とはこれから一生のお付き合いになるので。。。何か「嫌々飲み込む」辛いモノではなく。。。無くてはならない当たり前のモノのように「気楽に服薬していきたい」ものですよね^^

【追記(2014.08.20)】

服薬練習している時に、たまたま耳鼻科の「薬」を2週間だけ飲む機会がありました。

その薬は「1日3回毎食後服用」という条件が付いていたのですが。。。これがまた大変でしたw

短い間ではありましたが、その時の「大変さ」を考えると、食事に関係なく「1日1回」というHIV薬の服用は、ずいぶんラクに感じたりします。

ある意味で、いい経験になりました^^;

コメント

タイトルとURLをコピーしました