日常生活での注意点

今回は、「大人の脂漏性皮膚炎」シリーズの第22回(最終回)として、「日常生活での注意点」についてです。

なお、これまでもご紹介してきた脂漏性皮膚炎 治療ガイド(スマホ版はコチラ)を参照させていただきました。

皮膚科の医師や、この脂漏性皮膚炎にかかって完治した人、あるいは再発を繰り返している人などが皆、口をそろえて「脂漏性皮膚炎の日常生活での注意点」としてアドバイスするのは、以下の3つのポイントです。

清潔にすること(いつもの洗髪と洗顔において、低刺激性シャンプーや石鹸などに配慮すること)
ストレスや過労に注意して、規則的な生活を送ること(食事の時間や寝る時間のほか、十分な睡眠をとること)
偏らない食生活(ビタミンB2/B6の欠乏に注意し、和食中心で、野菜多めにとること)

またもう少し細かい事をあげると、以下のことも重要です。

・入浴はぬるめのお湯
・入浴時には皮脂や角質のはがれたものを洗い流す
・低刺激性のシャンプーや石鹸を活用する
・シャンプー剤は(気持ち)少なめに活用する
・お風呂で身体を洗うときにナイロンタオルを活用しない
・入浴後は20分以内に保湿剤を塗る

さらに食生活では、脂漏性皮膚炎はビタミンB2・B6の欠乏が原因といわれているので特に注意して、卵・大豆・ほうれん草・トマト・キャベツ・レバー・しじみ、など栄養コンテンツにも気を配った食事を心がけましょう。

かゆみを強くしないためには、唐辛子・辛子・わさびなどの刺激物、アルコールや糖分などを避けます。

便秘や下痢をしない事も脂漏性皮膚炎を悪化させないために重要なので、繊維食品の、キノコ・イモ・海草などを意識的に取り込むことも必要ですし、規則的な排便の習慣も大切です。

身体の諸能力のバランスが崩れて起こるのが脂漏性皮膚炎です。

疲れ過ぎない事、十分な睡眠、ストレスの少ない「規則的で健康的な生活」を送っていく事に努めましょう。

しつこいくらいに取り上げてきた脂漏性皮膚炎についても、今回で終わりですが、書いてあることはどれも「当たり前のこと」のように思います。

一般的に「健康的」と言われていることばかりですよね。

本ブログでも、何度も指摘していることですが。。。

HIV感染者だけでなく、寝ても疲れがとれにくくなった、といった方は、免疫力が少し低下してきていることが原因のひとつです。

単に「病気」ということだけでなく、「年を取ること(加齢)」でも同様の状態になることが考えられるので、まずは自分自身の「日常生活」を見直してみることも有効だと思います。

また、これらの事柄は、よく言われる「長寿(長生き)の秘訣」にも通じることが多いように思います。

「くよくよしない」「よく食べてよく眠る」「いつも笑っている」「嫌なことはすぐに忘れる」「運動(散歩)する」etc

ネットで検索しただけで、次々と情報が出てきますが、どれも「当たり前」のことばかりですよね。

もし身近に健康なお年寄りがいたら、ちょっと「健康でいられるコツ」を聞いてみましょう!

そう、「家にこもらず他人と交流すること」も重要なポイントなんですよね^^

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