CD4って?

HIV感染者の治療をしていく上で、最も重要な指標のひとつが「CD4」です。

CD4細胞は、HIV増殖とCD4細胞でふれたように、HIVというウイルスが増殖する際に取り付かれて最終的には破壊される運命にある細胞です。

CD4細胞というのは、血液の中の「白血球」の一種です。さらに言えば、白血球の中には「リンパ球」というものがあり、Tリンパ球とBリンパ球の2つに分類されます。このうちTリンパ球は、CD4とCD8という細胞で構成されています。

血液 > 白血球 > リンパ球 > Tリンパ球 > CD4細胞

という関係ですね。CD4細胞は「免疫システムの司令塔」の役割があって、CD8細胞やBリンパ球に指示を出して病原体を攻撃しています。

HIVというウイルスに取り付かれてCD4細胞が破壊されてしまうことで、免疫システムがうまく機能しなくなってしまい、最終的にエイズと言われる23の疾患を発症してしまいます。

CD4細胞が少なくなればなるほど、エイズを発症する可能性は高くなるという関係があるので、できるだけCD4の数字が高いことが望ましいと考えられているのです。

ところで、CD4の数字って、単純に血液検査をして、その細胞数を数えているのかと思っていたけど、そうでもないんですね^^;

CD4=白血球数×リンパ球の割合(%)×CD4の割合(%)

という計算式で算出するものだそうです。陽性者の方のブログを読んでいても、ぼんやりしている医療関係者だと勘違いしていることもあるようなので、注意した方がいいかもしれませんねw

自分の場合も、前回言われたCD4の数値と検査結果の数値の関係がよくわからないので、次回の拠点病院の診察の際に、質問してみようかと思っています。

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