セクシャリティとセックスとHIV

HIVについて情報を整理していると、この病気の「偏見」に気づかされることが多くあります。

「偏見」とは世間一般的なものもあれば、自分自身の中に潜むものもあり。。。

この病気の特異性や特有の(精神的な)難しさを感じることもあります。

そんな中で、一番の「偏見」は、セクシャリティ(性的嗜好)の問題かもしれませんね。

どうしてもHIV(エイズ)と言うと、男性同性愛者(ゲイ)の病気というイメージが強烈ですw

実際、そういったイメージをお持ちの方は、少なくないのではないでしょうか?

「男性同性愛者=気持ち悪い、汚らわしいもの」

といった固定観念をお持ちの方もいると思うので、ここではあえて「正常」と言われる男が女を好きな異性愛者の方を取り上げてみたいと思います。

単に「女性が好き」といっても、その対象は様々です。

例えば、美人じゃないと嫌だという男もいれば、ブスじゃないとセックスしたくない男もいます。その他、年下じゃないとだめとか、年上が好きとか、胸が大きくないと嫌だとか、その好みは様々だと言うことは理解できると思います。

同様に、一概に「男性同性愛者」と言っても、その対象は様々だと想像してみてください。

実は、HIV感染では、このセクシャリティの問題って、あまり重要ではないんですよね。

重要なのは「SEX(セックス)」です!

性的対象が誰かではなく、どういったセックスをしたいかが重要なのです。

その辺の誤解(勘違い)があって、かなりの偏見がまかり通っていることが、HIV感染の拡大にもつながっているような気がしています。

具体的には。。。

アナル(肛門)性交 > 膣性交 > オーラル(口内)性交

の順に感染リスクが高くなっています。

これは男性同性愛者だけでなく、正常と言われる異性愛者でもまったく同じです。

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