先日、拠点病院の皮膚科に行こうと思った「最大の理由」はコレだったりします^^;
正直、たいしたことではないと思っていたので、病院に行くまでもないから薬局に行くつもりだったのですが。。。
ネットを調べていると、間違いなく水虫やインキンタムシであれば市販薬でもいいけど、仮にそうじゃない場合は、悪化することもあるという表現があったことも、病院に行こうと思った理由です。
あまり美しい話題ではないので、本音では避けたいところですが。。。あえて取り上げておきます^^
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特に、水虫(みずむし)は、ごく一般的な症状で、わざわざ説明するまでもないかもしれませんね。
水虫の原因は「白癬(はくせん)菌」と言われる一種の「カビ(真菌)」です。
実は、この白癬菌が感染する部位によって、いろいろな言い方をされます。
- 足 >>足白癬(ミズムシ)
- 爪 >>爪白癬(つめはくせん、ツメミズムシ)
- 頭部>>頭部白癬(シラクモ)
- 陰股部(性器周辺)>>股部白癬(こぶはくせん、陰金田虫、インキンタムシ)
- その他身体全般>>体部白癬(ゼニタムシ)
どれも原因が同じですが、若干、治療法が異なる場合もありますので、ご注意ください。
なお、特に股部白癬や体部白癬において、湿疹だと間違って、ステロイドの塗り薬を使うと、悪化することもあるそうです。
また、体部白癬では、ペットからの感染や、格闘技での感染も目立つそうですよ。
補足ですが、男子中学生や男子高校生を中心に、よく耳にする「いんきん」というのは、陰嚢(いんのう、玉の袋部分)周辺にかゆみを伴った湿疹が出来る皮膚病のことです。
ちなみに、股間がかゆくなる病気としては。。。
単なる皮膚の乾燥によって生じる場合のほか、いんきん、いんきんたむし、アレルギー、アトピー、カンジダ、クラミジア、毛じらみ、疥癬(かいせん)、トリコモナスなど
様々な病気の可能性が考えられます。
気になる場合は、早めにお医者さんに相談しましょう!
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少し話題がずれてしまいましたが。。。
今回は「インキンタムシ」について取り上げようと思います。
まず「インキンタムシ」と言うと、若い男性の病気のようなイメージが強いかもしれませんが、女性や高齢者でも罹りますのでご注意下さい。
また、陰嚢には広がりづらいそうなので、陰嚢だけがかゆい場合は、インキンタムシではない可能性が高いようです。
ついつい、入浴中に強くこすったりしがちですが、かえって悪化したりします。
また、放置していると色素沈着を起こして、黒くなってしまうこともあるので、早めの治療が大切です。
特徴としては。。。
- 足に水虫があることが多い
- 体温が上がると、かゆさが増す(入浴後など)
といったことがあります。
原因としては。。。
- 下着、パンスト、レギンスなどの締め付け
- 性行為
- 免疫力の低下
- 糖尿病
といったことがあげられます。
(上述のように)間違った治療法をしてしまうと、症状が悪化してしまうこともあるので、素人判断で市販薬を使う前に、白癬菌が原因なのかどうか、病院で診てもらった方がいいと思います!
参考までに、代表的な治療薬としては。。。
「ラミシール」「ピロエース」「ブテナロック」「ダマリン」「ラマストン」の他、「ウィンダム」あたりが有名でしょうか。
よくコマーシャルで見かけるお薬も多いですね。
正直なところ、お薬も、病院で処方されたお薬の方が、市販薬よりも安くてよく効くと言えそうです^^
患部が「デリケートゾーン」なので、特に女性の場合は、医者に診てもらうのが嫌だと思うかもしれないけど、放置しているとさらに悪化してしまうので、意を決して病院に行きましょう☆
そうすると、早く行って良かったと感じると思います♪
これらのお薬を使う場合の注意点としては、「治った後もしばらく(数ヶ月)使う」ことがポイントだと言われます。
できれば、お医者さんに相談しながら治療を進めた方が、「お薬を止めてもいい時期」も分かるので、安心かもしれませんね^^
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最後に、HIVとの関連性については、直接的な関係はあまり無いと思われますが。。。
間接的には、無視できないと思います(免疫力の低下は皮膚に現れやすいため)。
さらに、足ふきマットやスリッパの共用、性交渉でも感染することがあることも軽視できません。
感染しないように注意するとともに、感染したら早めに治療することが重要と言えそうですね。
なお、皮膚に関するトラブルについての情報をまとめている「皮膚科Q&A(日本皮膚科学会)」というサイトが参考になると思うので、ご参照下さい。
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