アンテベート

ニュース

神奈川県内でアトピー性皮膚炎に効く非ステロイド薬として処方されていた「漢方薬」に、実は最も強力なステロイドが混ざっていたことがニュースで報道されていました。

なんとなく気になって、自分が以前(HIV感染発覚前に)通っていた病院で処方された「アンテベート」という軟膏を見てみると、実はステロイド軟膏であることが判明しました^^;

薬をもらっても、それがどういった薬で、どういった副作用があって。。。なんて、あまり深く追求することもないですよねw

ちょっとネットでナナメ読みしてみると、ステロイド軟膏(外用薬)だけで、かなりのボリュームの情報があふれていて。。。ビックリしてしまいましたww

詳細な情報は、関連サイトにおまかせするとして、HIV感染者にとっても身近な薬の一つだと思うので、ステロイド外用薬(軟膏)について簡単にまとめてみようと思います。

まず、ステロイド軟膏には、体内への吸収度の違いにより、5段階に分けられます。あえて主なステロイド外用薬の強さのランクの一覧表(三牧ファミリー薬局)より、転記してみたいと思います。

【ストロンゲスト】デルモベート(日本グラクソ)、ジフラール(アステラス製薬)、ダイアコート(ファイザー)

【ベリーストロング】フルメタ(塩野義製薬)、アンテベート(鳥居薬品)、トプシム(田辺三菱製薬)、リンデロンDP(塩野義製薬)、マイザー(田辺三菱製薬)、ビスダーム(テイコクメディックス)、テクスメテン(佐藤製薬)、ネリゾナ(バイエル薬品)、パンデル(大正富山医薬品)、シマロン(日医工)

【ストロング】メサデルム(大鵬薬品)、ボアラ(マルホ)、ベトネベート(第一三共)、フルコート(田辺三菱製薬)、リンデロンV(塩野義製薬)、プロパデルム(協和醗酵工業)、リドメックス(興和)

【メディアム】レダコート(アルフレッサファーマ)、アルメタ(塩野義製薬)、キンダベート(グラクソ・スミスクライン)、ロコイド(鳥居薬品)、グリメサゾン(第一三共)、ケナログ(ブリストル・マイヤーズ)

【ウィーク】プレドニゾロン(塩野義製薬)、オイラックスH(ノバルティスファーマ)、テラ・コートリル(陽進堂)、エキザルベ(マルホ)

■ストロンゲスト(1群、最も強力):最も体に吸収されやすい成分を使用。含まれる成分量は少ないが、作用が強いため原則として子供には処方されない。連続使用の場合、大人で1週間以内を目安に。

■ベリーストロング(2群、かなり強力):大人では体幹部、子供では腕や足など四肢に処方されることが多い。大人の場合、連続使用は1週間以内、子供の場合は数回にとどめるよう注意を。

■ストロング(3群、強力):大人への処方は全身~体幹部限定、子供の場合は顔や陰部を除く体幹部。連続使用は大人で2週間以内、子供で1週間以内に。

■メディアム(4群、中程度):大人・子供ともに、顔を含めた全身に処方される。連続使用は、大人は2週間以内に、子供は1~2週間以内に。

■ウィーク(5群、弱い):ステロイド成分は体に吸収されにくいものの、含まれる量は多いので、安心できない。薬を最も吸収しやすいお尻や陰部にも処方される。連続使用は、大人も子供も2週間以内に。

※ステロイドの強さと副作用は、必ずしも一致しません。

※※サイトにより、ランク区分が若干異なる場合もあるようですので、ご注意ください。

※※※肘の内側のステロイド軟膏の吸収率を1とすると、背中は1.5~2、首は5~6、顔は8~12、陰部は40、手のひらは0.8、足の裏は0.15ほどで、部位によって違ってきます。

副作用については、長い間使うような場合には、要注意のようです。薬の説明書には、注意すべき副作用についても書かれているようですので、きちんと読んでおくべきなんでしょうね。

ただ、非ステロイドの薬に対する信頼度が高いわけでもなく、今回のニュースのように、ステロイド薬に対する恐怖心をあおっておいて、かえって悪化するものを高い代金で売りつける「悪徳詐欺商法」も散見されるようです。

ステロイド外用薬については、お医者さんや薬剤師に相談しながら、適切に使うことが重要と言えそうですね。

一般的な考え方としては、処方された薬を使ってみて、改善されたら使用頻度を落とした方が、ランクを下げるよりも望ましいみたいです(もちろん状況にもよるので一概に言えませんが…)。

さて、自分自身、持っているアンテベートですが、2群に位置づけられる「比較的強めの薬」であることがわかりますw

特に、顔などにはできるだけ使わない方が良さそうなので、次回、拠点病院の先生に相談してみようと思っています。

ante

コメント

タイトルとURLをコピーしました