今回は、「大人の脂漏性皮膚炎」シリーズの第2回として、「シャンプー」についてです。
このところ頭皮の状態が気になっているので、自分自身シャンプーには特に気を使うようになりました。
なお、これまでもご紹介してきた脂漏性皮膚炎 治療ガイド(スマホ版はコチラ)を参照させていただきました。
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脂漏性皮膚炎は皮脂分泌の過剰分によっておこる病気なので、皮脂腺の多い頭皮からひどくフケが出たり、べたつき、かさぶた、頭皮の臭いなどの症状に悩まされるケースが多くみられます。
頭皮には顔の2倍量の皮脂腺があり、脂漏性皮膚炎の症状が最も出やすい場所となります。
そのためシャンプーは重要、かつ注意しておこなうべきポイントとも言えます。
まずシャンプー剤は、必ず「低刺激性のもの」を使います。
次にシャンプーで気をつける点は、まず手の平で十分に泡立ててから髪や頭皮にのせるということです。
シャンプー剤をよく泡立てずに頭皮に付けたりすると、すすぎにくくなってしまい洗い残しの原因と成ってしまうからです。
すすぎには十分に時間をかける(目標は3分間)ようにしましょう!
3分間といっても一度タイマーなどで計りながらすすいでみると、思ったよりもずっと長い時間である事がわかるでしょう。
わざわざタイマーまで…、と思われるかもしれませんが、脂漏性皮膚炎を治そうというときに、シャンプーのすすぎ残しがあってはダメなんです!
それは、シャンプーの洗浄成分が頭皮に残ることで、洗浄成分の脱脂力によって皮脂が奪われてしまうからです。
皮脂がなくなるのは脂漏性皮膚炎の場合は歓迎して良いのではと考えるかもしれませんが、皮脂が奪われると頭皮の保護がされていない状態になり、保護がされていない状態に対して、頭皮の皮脂腺はますます皮脂を分泌しだしてしまうのです。
このようなシャンプーのすすぎ残しが習慣的に続くようだと、ますます頭皮からの皮脂分泌が活発化して炎症をおこして湿疹を作ってしまいますw
脂漏性皮膚炎の症状が出ている人は、シャンプーのすすぎ残しにはくれぐれも注意しましょう。
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以上のことから、自分もシャンプーの「泡立て」と「しっかりすすぐこと」は、実践するようにしています。
3分間というのは、インスタントラーメンが出来上がる時間だったりしますが、同様に「歯磨き」の目標時間だったりします。
「砂時計」なんかでも測れるので、一度時間を計ってみるといいかもしれませんね。
ただ、ほんと意外と長い時間なので、自分はシャンプーの際と、風呂から上がる時にも髪をすすぐようにしています。
以前、某テレビ番組で、頭皮の汚れを落とすために、最も効果的な洗い方は、髪の毛の根元を逆立てるように洗うと効果的だと言われていましたので、参考まで。
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