HIVやエイズに関連する社会環境の変化について

12月1日は世界エイズデーだったこともあり、何か目新しいニュースがあるのかなと、ちょっと注目していたのですが。。。

たいして気になるニュースもなく、本ブログのアクセス数も微増だったし、マスコミ的にもあまり騒がれることもなかったようですね。

本ブログでは、最近あまりHIVやエイズ関連の話題を取り上げていませんが、もちろん相談などは随時受付しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい^^

今回は、目新しい関連ニュースが少なかった中でも、若干気になったニュースがいくつかありました。

例えば。。。

「HIV感染者への障害年金の認定が厳しくなっている。」という指摘をまとめていた毎日新聞の記事(2016/11/25付)です。

いわゆる薬害エイズの方を取材されていたようですが、薬害が原因で無くても認定が厳しくなっていると耳にします。

年金や健康保険の財政が厳しくなってきており、収入(若者からの年金徴収)を増やして、支出(支払い)を減少させていくという方向性が明確化してきているので、減らせるところとして、HIV治療薬で健康に近い人から認定を保留にしたり取り消したりしていることが容易に想像できるところです。

確かに、いきなりエイズでエイズを発症した人でさえ、いいお薬があるおかげで、健康な人と同様の体調まで回復されている方は少なくありません。

でも、HIV感染者として思うのは、数字(CD4)だけではなく、数字には表れない重圧(HIV以外の病気、毎日薬を飲むことや副作用、さらには将来的な不安など)を抱えながら生活しているので、そういった点にも配慮して欲しいなと思います。

また、これと同様の理由から、HIV感染者への身体障害者認定も以前より厳しくなってきているようですね。

これについては、以前も本ブログで指摘したことがありましたが、認定申請時だけの状況で判断するのは、若干無理があるような気がしています。

たぶん薬害エイズの方々の救済を、既存の「身体障害者制度」に当てはめて運用開始したことが要因だと思うのですが、HIV薬を飲み始めると、服用などを失敗しない限り体調が改善するので、申請した状況から改善しない前提の身体障害者認定には、違和感があります。

特に、HIV感染者なのに、CD4が高いという理由で身体障害者認定を受けられない(=それゆえ薬を飲めない)のは、HIV感染拡大につながる恐れも高いので気になるところです。

このところ自民党の議席数が多いことで、簡単に議決が通るようになっていることも気になります。

政治に無関心な若者が多いと言われていますが、政治の動向にも注目した方が良いような気がしている2016年の師走です。

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