老衰死について~とあるTV番組を見て思うこと~

先日、某NHKで放送されたNHKスペシャル「老衰死~穏やかな最期を迎えるには~」を見ました。

ご覧になりましたか?

見たと言う方も、見ていないと言う方も、番組の専用サイトに要旨がまとまっているので、興味があれば、ご覧になってみて下さい。

私は、さっと眺めていただけなので、細かなところは省略しますが、最も気になったのは、「92歳のおばあちゃん」の最期のシーンが印象に残りました。

とても裕福なご家庭のようでしたが。。。

家族の見守る中で、静かに息を引き取っていく様子は、文章にすれば、「とても理想的な死」の姿なんだろうなと思いました。

でも、正直、口を開けたまま、もちろんお話も出来ない状態で死んでいく姿は、本当に「理想的な死」なのか、私は、そう断言できる自信がありません。

人は、自分の死を選ぶことが出来ません。

唯一、(人間だけが実行すると言われる)手段もあるにはあるけど、その後の迷惑を考えれば、ベストの選択肢ではないと思います。

番組の中では、「死」を受け入れることで、その後の人生が豊かになる。。。といった海外の研究者のお話がありました。

日本では、どうも「死」というものが、恐ろしいこと、忌み嫌われるものとされる傾向が強すぎるように思います。

少し、宗教哲学的なお話も入りがちな領域なのですが。。。

ふと、立ち止まって、真面目に「死」について考えてみることも重要なのかもしれません。

少し話が脱線していきそうなので、話を戻して。。。

「老衰」という定義は、なかなか難しいようで、専門家の間でも意見が分かれているようです。

番組の中で実施した医師によるアンケートでも、80歳以上、85歳以上、90歳以上が、それぞれ概ね1/3づつとなっていたそうです。

番組の中で取材されたおばあちゃんも92歳でした。

自分自身もそうですが。。。

なんとなく「100歳まで生きて、50歳が人生の折り返し」という勝手なイメージがある人が多いように思いますけど。。。

老衰が80歳だとすれば、人生の折り返しは「40歳」ということになります。

人の体も、40歳(寿命の半分)を超えると、そろそろ死に向かって準備を始めるのかもしれませんね。

そういう意味でも、自分の体のメンテナンス(定期健診)のもつ重要性を改めて考えなきゃいけないのかもしれないなと思ったりしました。

もちろん自分が、いつどのような形で死んでいくのかは、誰にも分かりません。

ただ、ある程度、自分の中で「スケジュール」をたてておくことも、重要なのかもしれませんね。

そうすることが、逆に、充実した人生を送ることができるヒントとなるような気がします。

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2 Comments
  1. 知人が旅立って行ったのは病院でしたが、人工呼吸器は遠慮したので口を開いたまま旅立ったと聞いていています。酸素はずっとカニューレで送ってもらってました。

    納棺後に再会した時は口は閉じられ、キレイにしてもらって眠っているようでしたけどね。

    自分が旅立つときはどうなるんだろうな?結構不安です。
    年功序列だと結構あとの方だし・・・

    • こんにちは^^

      死に際は、自分で選べないし。。。

      確かに不安だけど、考えても何も解決しないことは、深く考えない方が良いのかもしれませんね。

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