HIV感染者と性欲(SEX)

無事に東京から戻り、その日のうちに夜勤をして、ただいま帰宅しました。

疲れましたが、それ以上に、いろいろと有意義な時間を過ごせたように思います。

特に、上野の博物館、美術館、動物園には、今更ながら感激しました。

なんだかんだで東京での生活が一番長いんですけどね^^;

さて、留守中アクセス数も落ち着くのかと思いきや、引き続き多い状態が続いているようで。。。

例の記事のせいでしょうか。。。

今回は、これまで、あえて触れてこなかった「性欲(セックス)」について、まとめておこうと思います。

もちろん。。。

「HIV感染者だって、性欲はあります!」

もう少し正確に言えば。。。

「性欲のまったく無い時期もあるけど、落ち着いたら性欲が元に戻ります。」

アラフィフのおっさんですら、そうなのですから。。。

もっと若い方だと、性欲をもてあますような状況だと推測できます。

でも、さすがに以前のように、気軽にSEXというわけにはいかないし、これまで以上に禁欲している方も少なくないと思われます。

ただ、同じ感染者の立場で言えば。。。

まだ若いのに、感染者だからという理由だけで、性欲を押さえ込むのはどうなのかなという気がしています。

もう少し性的にオープンになってもいいと思うのです。

ただし、ひとつ条件があります。

それは、きちんと服薬して、HIVの数(ウイルス量)を体から激減させる(できれば検出限界20以下が望ましい)ことです。

そうしないと、きちんとセーフセックスしたとしても、他人に移してしまい、自分のような立場の人間を増やしてしまう。。。

不幸の連鎖を引き起こしてしまう可能性が高くなってしまいます。

例えば、SEXの相手が、きちんとHIV検査している人なら、まだいいけど。。。

HIV検査に行かない人だったら、その人を命の危険にさらすことにつながってしまいますから、その点は十二分に注意すべきだと思います。

そこで、先日の記事「「HIV感染者」の治療と社会的施策について~その1~」「~その2~」とも関係するのですが。。。

日本の公的支援策では、できるだけ遅い治療を推奨するかのような制度になっているけど、もう少し配慮してもらいたいのです。

以前は、重い副作用が目立っていたことも考慮されているのかなと思うのですが。。。

最近は、副作用も全くないとは言えないものの、少なくなってきています。

他人に感染させないということと同時に、自分の体の免疫力を高めて、様々な日和見感染症を防止するという意味からも。。。

医療関係者もHIV感染者本人も、積極的に服薬を進めていくべきだと思うし。。。

それと並行して、性的にもオープンになってもいいと考えています。

ネットを見ていると、HIV感染者がSEXするなんて、とんでもないと考える人がほとんどだと思うけど。。。

HIV感染の事前予防にも効果があるとされる、HIV治療薬をきちんと服薬しているのであれば、現在のようにHIV感染者が増え続ける状況から脱することも可能だと考えます。

もちろんHIV治療(服薬)を進めることと同時に、HIV検査をもっと受けるように推進していくことも重要だと思います。

日本では、タブーとされる「性教育」とあわせて「性病教育」さらには「HIV教育」といったことを、もっと一般的に広めていくことが大切になってきていると感じています。

そうは言っても、そんなに簡単に制度が変わるほど、今の政治家や官僚がこの問題について危機感を持っているとは到底考えられないので。。。

現状の制度の中で、医療関係者もHIV感染者本人も考えなければいけません。

幸い日本では、薬害エイズの問題があったせいか、HIV感染者の立場は(他の難病などと比べると)比較的恵まれている方だと思うので。。。

(具体的に言えば)身体障害者手帳「4級(他の病気では3級相当)」でも、問題ないと考えます。

もう少し悪化して「3級や2級、1級」になるのを待とうと考える人もいるかもしれないけど。。。

「いきなりエイズ」に限りなく近い状況になってしまう可能性があるので、個人的にはオススメしたくありません。

早めの治療開始、早めの性欲の解放。。。

そうなって欲しいと思うし、そうあるべきじゃないでしょうか?

性欲は人間の欲の一つと言われたりしますが、心理的な一面も大きいと感じます。

性欲を無理に押さえ込むことは、心身にとっていいこととは思わないし、かえって他の弊害が起こることが容易に想像できます。

治療(服薬)することで、より健常者と同じ健康状態になる。。。

それと同様に性欲も元に戻るんですから。

今回の記事は、性欲(SEX)について、あえて簡単にまとめてみました。

実際には、SEXだけでなく日常生活においても、HIV感染者が注意すべきことがあります。

例えば、大阪医療センターの「日常生活とセックスライフ」で、分かりやすくまとめられているので、ご参照ください。

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